人吉のヤマセミのような訳には行かない。ヤマセミは縄張りが固定しているから出没する所が毎日ほぼ決まっている。北海道の野鳥、特に猛禽類の場合はそうはいかない。特にオジロワシやオオワシのような季節で飛来数も違い、群れのように集まる場合もあるし、オオワシのように岬の先端にポツンと一羽で居る場合もある。
筆者の場合、車で移動して探すので普通良く知られた、比較的誰でも視られる様な場所ではない所での撮影が多かった。その意味からすれば大自然が背景の、いわばNHKやBBCの自然番組的な環境での画像が多かった。
偶然、猛禽類の採餌シーンに出遭えたり、ラッキーな面も多かった。暫くはこのシリーズを続けてみたい。撮影直後の画像チェックでは判らなかった事実が、今になって判るという嬉しい状況が毎日続いている。
今日の画像はオジロワシの崖付近での行動。雪原に小動物(野ネズミの類)と思われる獲物を遠くから見つけ、崖に沿って飛んで急に崖の上の雪原に舞い降りて仕留めたと思われる一連の動き。
どうも一度採餌していた獲物をそのままにして、崖の途中から次の獲物へ移動したような気もしたが、果たしてそのような行動を取るのだろうか?
切り立った崖の中腹で魚(ヒラメ系?)を食事中にずいぶん遠くを睨むシーンが続いた。
やにわに飛び立って、
崖の横を全速で横切っていく。
一直線に雪の積もった崖の方へ進路を取るオジロワシ。
目的地の標高の方が高いのだろうか、滑空ではなく羽ばたいての飛行だった。
意図的な飛翔である事はファインダーを覗きながらも理解できた。
全然よそ見をしないのが何よりの証!