2018年7月29日日曜日

団塊世代のジジ放談! 終活・断捨離はまず人間関係から。その2. For the end of life and disposal, it is better to start disposing of human relations first. Vol.2

 前回のブログで筆者の終活の一環・コミュニケーション友人知人断捨離のキッカケ話をし始めたが、ちょっとアクセスして下さった方からの反応が早くてビビっている。

 確かに広告代理店業界にいて、営業職ではなくプロデューサー・ディレクター畑で30年以上過ごしてきた為、広いジャンルに知人友人の類が多いのは仕方がない事。一般的な製造業や物販業の方々とは違い、一種の職業病にも近い感覚で名刺の数が増えてしまった訳で、勤務環境、職種環境的なものだろうと思う。

 で、簡単に言えば、いわゆる団塊世代の誰もが直面している終活に向けての断捨離の一環としてまず知人・友人の身辺整理を行おうという訳だ。昨日のブログへのアクセスや反応が早いという背景は、ある意味で似たような考えをお持ちの方が多いという事の証明に成っていると思うのだ。

 この知人・友人というモノの定義が結構難しいのだ。前回も書いたが筆者は同じ広告代理店で一緒に仕事をした上司・同僚は決してそのまま知人・友人には入れない。例えデスクが隣同士だったり、長い事同じセクションで一緒に仕事をし、週に何日もランチを一緒にしてもだ。

 一般的に友達・知人を含めて自分を取り巻く人間関係は分類が難しいと言われているが、筆者は簡単に親密度中心に3種類のランクに分けている。

Aグループ
=相手からの見返りを一切期待せず、一方的にこちらからケアし、なんでもしてあげる存在。親兄弟親族を含め尊敬に値する先輩・恩師・親友がこれに当たる。

Bグループ
=とにかく対等の相手、何でも50/50(フィフティ・フィフティ)貸し借りを念頭に置き、何かをして貰ったら必ず恩返しをする存在。友達といえる存在は此処まで。

Cグループ
=たとえ一時期同じ釜の飯を食い、朝から晩まで隣にいて一緒に仕事をしたとしても、決して友達には成らない同僚・名刺交換の相手など。疎遠な幼馴染、クラスメートなどもこれに入る。

 それぞれの対象者がこのどれに当てはまるかを考えれば、すんなりと相手と自分の立ち位置が判る仕掛けに成っている。ただしお金の貸し借りはAとBのグループだけと決めている。

 例えば葉山森戸海岸の森戸神社裏の猫の額のような岩場のビーチで毎週末ウインドサーフィンを一緒に25年間続けた仲間(森戸ジンジャーズ)だって、約15年経った今、日常近い存在は2名でFacebookで繋がっているのはたった一人だ。

森戸のロコ・ウインド・ファンボーダー、森戸ジンジャーズ、筆者右端。1998年強風が吹くと会社に電話して、オフィスの出先表に「カゼでお休み」と書いて貰って沖合でかっ飛んでいた時代。当時50歳!


これを判り易い円グラフにするとこうなる。
 Aグループは全部合計しても30名居るかいないかだろうと思う。Bグループには80名くらいが入ると思うが、Facebookで繋がれているのは15名くらいだろうか。残りのCゾーンが何らかの関わりを今後も何処かで持つ可能性のある人々。いざという時に自分の消息を何らかの形で伝えるべきリストに掲載されている方々だと思って頂ければ理解しやすいかも知れない。これが300名ほど居る。Eメールアドレスの数もほぼこれに合致している。

 これを自分なりに判り易く具体的な事例で表すと、新しく写真集を出版したり、その試作品を作った際に、真っ先に贈呈するか否かでAゾーンか否かが決まると言っても良いかもしれない。

 友達の分類はそれぞれ人により考え方や理念が違って当たり前。あくまでこれは筆者の独断で決めた事。あくまで迷った際の自分の頭の中を整理するときの指標として考えているだけであって、勿論例外やその時の相手に対する気分で変動するのは致し方ない。これも筆者の勝手だろう?

 そこで、どうやってこの分類された知人・友人をまとめ上げたか?基準は簡単だ。まずここ3年間、郵便物も電話もEメールも交わしていない人をリストから削除する。これはアドレス含めて完全に消去。名刺も廃棄した。

 次に、此処1年間何のコミュニケーションもなかった人をCゾーンに入れリストアップする。一時名刺を読み取り、エクセルにそのままリスト化できるリーダーとソフトを使用したが、上手くいかなかったので、修正しながら現在のリストに成っている。

 アパレル業界にいた時の格言「過去1年間袖を通さなかった衣類は二度と着る事は無い」と同じで、「過去1年間連絡の無かった人は今後も連絡はしない」と決めたのだ。年賀状交換者はこれにギリギリ入る最後のラインだろうか。

 とりあえず、筆者はこういう方法で判り易く友人知人の断捨離を行っている。
 その一方で、どんどんヤマセミを介して球磨川流域の方々、野鳥撮影の世界の方々、野鳥研究者、メディア業界の方々と人の輪が広がっている。結局は一定数は入れ替わりつつ減らないのだな…という気がして来ている。

 RKKラジオ熊本の「球磨川スピリッツ」の昨日の放送をYoutubeにアップした。ヤマセミを介して人の輪がどんどん広がる「ヤマセミと人間の共創」を生で感じて頂けると嬉しい。
https://www.youtube.com/watch?v=aF1_eESAyPk&feature=youtu.be

次回来週末は少し微妙でややこしい「友達・知り合い」という定義と内容に入って行こうと思う。