あまりに幾度も行き来するので、ヒナの数が多いのだろう。其の営巣地も巣立ちは近いと思われる。2日前巣立ったヤマセミの巣を観察中に150mくらい離れた場所で同じくヤマセミの警戒音の鳴き声や複数のヤマセミの鳴き声を聞いた。目の前の営巣巣穴はちゃんと親鳥二羽が監視中だった。・・・という事は、すぐ目と鼻の先で別のヤマセミ・ファミリーが営巣しているという事だろう。
人吉市内とは違って、さすが球磨川水系の支流域ではヤマセミの生育密度が高いのだろう。ヤマセミの数が増えていくのは非常に好ましいと考える。
今日は、その新しい営巣中と思われるヤマセミが筆者の頭の上を平然と飛ぶ姿を流し撮り、つまりシャッタースピード1/200秒以下で猛スピードで飛ぶヤマセミを追い写そうと言う訳だ。写真撮影をきちんと教わった事が無いので完全自己流だが、何とか写っていたのでホッとした。スピード感は確かにあるが、観察記録としてはあまり意味がない。
しかし、なかなか遭え難いヤマセミを被写体としての追い写し、何と贅沢な経験だろう?
背景に樹木があればスピード感は充分感じた。
しかし背景が空抜けになってしまうと、主翼がブレている只の飛翔写真になってしまう。
しかし、300mm程度の望遠ズームだがスローシャッターでこれだけ撮れるのだから、野鳥撮影には三脚が無ければとても・・・という方も、一度重たい三脚を持たない事を試してみては如何だろう。手振れ防止機能が付いているのだから・・・。