2017年12月17日日曜日

団塊世代2017年・年の瀬東京銀座事情レポート。 This is the 2017 year end's town report from Ginza area Tokyo.

  昨日の銀座のデパートにおける「大くまモン展」レポートに引き続き、今日は2017年、今年師走の銀座タウン画像レポートをお届けしたい。
 最近は今年の流行語にもなった「インスタ映え・・・」なる言葉の通りインスタグラムやピンタレストなどモバイル端末で撮影した軽いノリの写真を投稿して「いいね!」を獲得しようとする若者~中年が急増していると聞く。
 昨日のくまモンでも群衆が掲げるスマホ系のモバイル端末の液晶に映ったピンボケくまモンを見るに付け、「高い最先端のデジタル一眼で撮った画像と同レベルで比較されるのは真っ平御免だ!」と嘆いたクラスメートの気持ちが少し判ったような気がした。

 しかし、そう思うならインスタグラムなど使用しなきゃいいのにと思うが・・。筆者など、このブログの認知拡散の単一目的のみに他のSNS(=Twitter,Facebook)を使用しているだけで、そのSNSもパソコンでのみ閲覧するので日に1時間も覗かない。自分が目的をもって街中をアクティブに行動する際もモバイル端末などは不要だから持っていない。ガラ系端末の音声通話とショートメールだけで充分だ。背中にはいつもノートPCを背負っているが、勿論これには別の理由がある。要はスマホの機能は「帯に短し襷に長し」で自分のライフスタイルにはそぐわないのだ。

 つい最近の海外の研究所が発表した論文に「モバイル端末・SNSを多用する人間の脳はどんどん退化し続けている」というのがあった。

 スマホジャンキー(=スマホを常時手放せなくなっている人種)はモバイル端末でリアルタイム情報を検索し自分の行動を決める癖が付く為、例えば行動ルートに関しても自分の行動をあらかじめ事前に調べ、シミュレーションし、イメージを頭に描いて行動しなくなるから突然のトラブルに遭遇した際、プランBやCをとっさに判断できなくなるという。バッテリーが切れればそこで全ての情報知識が無くなるって訳だ。 自分の頭で考える力がどんどん退化し続けているという実験データには驚愕するとともに、ある意味直感的に予想していた通りだった。

 軽いノリで自分が居る場所、見ている状況、いったお店などを不特定多数に画像投稿だけでいろんな人とコミュニケーションが取れていると錯覚し「私は独りぼっちでは無いのだ!」と安心するらしい。中身の無い虚像のVRそのものの世界へ人類はドンドン進んでいるらしい。その論文はもっと恐ろしいことを提示していたが、もう少しじっくり読んで理解してからまた投稿してみたい。

 さて、東京銀座!今や20年前とは大きく様変わりしてTVニュースで報じられている佇まいをこの生の目とコンデジカメラで確認する意味でも昨日の散策は意味があったようだ。
新橋方面から低い陽の光を背に受けて北へ向かった。その昔鈴木英人がイラストにしたような景色から銀座通りが始まった。

銀座8丁目あたりの免税店。左の観光マイクロバスで中国人を運び、免税品を買わせる便利屋。右上では中国で絶大な人気を誇る卓球の愛ちゃんも微笑んでいる。これが数年前からの銀座通りだ。

あの松坂屋を潰して、銀座6がオープン!銀座六丁目だから・・・。しかし高級品店ばかりで人は多いが買えるものが一つも無いという声もちらほら。

あの高度成長期~バブル期絶大な人気を誇ったFENDIも今やユニクロと変わらないディスプレー?メンズアパレルに勤めた筆者的にはちょっとショック!

さあ、おっかさん!これが銀座四丁目交差点だよ!

服部時計店の1階に入っている和光のショーウインドー、このデカい足が上下する。それを見た西洋人の観光客の子供が思わず親の後ろに隠れたのを見逃さなかった。

’60年代団塊世代は8丁目のヤマハと此処山野は必ずレコード漁りに通ったものだ。アッ、それとソニービル地下のハンターと。

ニューヨークの本店ではつい先日本当に朝食(=Breakfast)を食べられるように成ったそうだ。原作者カポーティも女優オードリー・ヘップバーンも天国で目を丸くしているだろう?

何故か、三越からほんの少し離れた所にティファニーの大きな路面店がある。どういうマーケティングだろう?別に私は買わないが・・・。

松屋になんと筆者が社会人になって最初に勤めたVANのコーナーが出来ていた!もう腰を抜かさんばかりに驚いた。あれから45年!

アップルの主力店に長ーい列が出来ていた。何でもかんでもネットやモバイルで冷たく対応するアップルが客は寒空に並ばせるってか?何処かおかしくない?並ぶ方客も頭の中と行動は完全アナログってこと?

京橋を越えたあたりでなぜか反対側をサンタクロースが集団でランニング!

そのまま集団で警察博物館へ・・・。一体何なんだ?これが東京の日常。

京橋スクエアのクリスマスツリー、人影まったくなし。

有楽町の東京フォーラムの手前の新幹線高架。銀杏がまだ残っている。

すっかり高層ビルに挟まれてしまった東京駅八重洲口。湾曲した屋根がそれ。

傍まで来てやっと東京駅八重洲口だと判る時代の変遷。