そんな中、今回はキビタキ中心のフライングキャッチ採餌生態や、初めて聴いたアカハラの梢での囀り、本格的に長く囀るキビタキの美声、さらにはサンショウクイの親から子供への給餌の様子など、色々ある中で、今日はアカハラの囀り画像をご紹介したい。
ご存じの通りアカハラは昔はチャジナイと呼ばれていた野鳥で、ツグミの一種。シロハラとよく並び立てられ、藪の中をキョキョキョと飛び回る中型の野鳥だ。なかなか開けたところに出てこない点で意外に撮影できないと言われるが、繁殖期は全然違う。高い木々の梢で割に安定して居座って囀っているようだ。
キョロンキョロン♪という割に大きく通る声で囀っていた。初めて聴いたので探し回ってしまった。早朝5時半の奥日光・湯元温泉街の樹林帯での出来事。ファーッと舞い降りてきてキョキョキョと走ったので初めてアカハラだと認知できた。
空抜けでシルエットだったため最初は梢の野鳥の識別が出来なかった。
しばらくして中型の野鳥であることが判ったが、まさかアカハラだとは・・。
これは別の個体。
これはさらに3羽目の個体。同時に狭いエリアで3羽同時の囀りだからカメラマンは大変だった。今までそういう環境に遭遇したことが無かった。
一番近くで囀り始めた個体が飛ぶのを待ったが、見上げる首と重い手持ちの500っmf4+EOS1Dxで腕が震え始めた。
待った甲斐があり、飛翔シーンを撮ることが出来た。早起きは三文の徳なのだ。
こうしてアカハラを下から見上げたのは初めてかもしれない。
飛んだ個体が湯元温泉街の真ん中の公園に舞い降りた。