筆者たち数名よりはるかに年上と思しきグループが、どんどん坂道を追い越していくのだ、一種異様な感じを受けた。ケーブルカーやリフトに乗る事をあらかじめ決めているという事らしい。
東京で育った人は、多かれ少なかれ小中学校の遠足でこの高尾山へ行っていると思う。しかし小学校1年生の夏休みから中学校3年生まで九州で育った筆者は、実はまだ高尾山へは登った事が無かった。
2ヵ月半ほど前、9月17日土曜日の夜放送のNHK「ブラタモリ」でこの高尾山をやっていたのが印象的だった。これが頭に在ったのだろうか、クラスメートに誘われるまま、高尾山へ徒歩で登るという企画に乗ったのが3日前の11月29日。
なんと!登山ルートは4~5本も有るという。3か月走って10kg減量した筆者はどれでも良いが、一番ポピュラーなルートで登り、下りは違うルートを選ぶという事で、既に数回登山したメンバーのアドバイスに従って行く事にした。
父親の転勤のお陰で4個所通った小学校、2か所通った中学校。それに都立広尾高校、いずれの運動会も遠足も雨で延期とか中止とかは一度もない晴れ男。滅多な事では雨に成らないジンクスはまだ生きていたようだった。
今回も朝は抜けるような秋晴れ!しかし午後には雲が出ると天気予報で言っていたので、富士山を見るなら早めだろうと少し気にしていたが、全く不安を吹き飛ばすかのような終日晴天に恵まれた。
とりあえずは、画像を追って高尾山初登山始末記をご報告。
いくつもの登山ルートがある。ケーブルで登ってもそこからまだ結構ある。いくつもルートがあるから、また次回は別の道をという事でリピーターが多いのか?
我先にケーブルカー乗り口へ急ぐ高齢者グループ。
ケーブルカーは満員で出て行った。日本で一番急な登り部分が有るらしい。
こちらが徒歩の登山道入り口
結構な急坂を上る途中で見えた都心方向、だが多分八王子。
ケーブルカーの頂上駅からは緩やかな勾配で舗装道路が続く。これなら高齢者でも行けるわな。だから混むのだろう。
都心もくっきり、左にスカイツリー、右に東京タワー。
正面江の島、筆者が言うまで皆判らなかった模様。
朱色の灯篭が並ぶ、奈良の春日大社並?
薬王院は寺と神社が同居、紅葉は今が盛り。
信心深いのか、皆がするから詣でるのか?結構混雑していた。
ブラタモリでタモリが生で観られなかった富士山も今日はくっきり!
雲がかかって銭湯の絵の様だった。
下りは沢を通る6号路。沢その物で、流れの中を歩くのでズックでは無理!
あちこちに大木が・・・。
下った所に何故か七福神のお地蔵さんが・・・。
いずれにせよ紅葉の最終章に何とか間に合った高尾山登山だった。