しかし、撮影はそればかりではないので、あらかじめ色々な場面に応じて機能セットをしたカスタムセッティングを臨機応変に使い分けるのは非常に難しい。その切り替えをミスってしまえば大切な一度限りの生態収録を逃すことになる。
したがって筆者はあまりカメラメーカーが複雑に準備した場面対応の機能設定を使っていない。カタログや取説で詳しく便利な機能を解説していても、その効果を生かすためには被写体を常に画面のあらかじめ決められたセンサーの中に入れ続けなければならなかったりする。しかし現場でそれは非常に難しい事は実際撮影する方々でなければ判るまい。
カメラのサービスセンターのカウンターに居る担当員たちが我々と同じ頻度で、同じような祈るような気持ちで複雑な機能を使いこなしているとはとても思えない。ましてや大手カメラチェーンなどで物知り顔でお客に接している販売員などは更にそうだろう。カメラの販売員が野鳥の写真集を出したなど聞いたことがない。その割には知ったようなかぶりの上から目線で客を翻弄したりする。
話が飛んでしまったが、今日のヤマセミはこちらへ向かって飛んできた画像。
親子の飛翔訓練の際こちらへ向かう親子連れ。
川の中ほどまでこのまま進んで来て、右へターンしていった。
朝日を浴びてまっすぐこちららへ向かって来るヤマセミを発見!
確かに目は合った様な気がするが・・・。
このままこの個体は筆者の頭の上を超えて行ってしまった。なんだか無視されたような気がした。