2016年7月3日日曜日

団塊世代は「友達」というものをどう捉えているか? How Baby-Boomers are thinking about definition of the friend.

  団塊世代に限らず、人間60歳を超えれば自ずといつの間にか友達が増えるものだ。地元からあまり動かない者でも、町内や市内に学生時代のクラスメイトなどいつも顔を合わせる友達が数人は居るものだ。ましてや60歳を過ぎても現役で、あれこれ仕事や趣味やスポーツをやっていればなおさらの事。

 但し、あくまでこの場合の「友達」とは、出逢って顔を突き合わせて話をする事が出来る「友人・知人・仲間」を指すのであって、最近のSNS,例えばフェイスブックなどで逢った事も無い、声も聴いた事が無いスマホやパソコン上のバーチャルの友達は当てはまらない。SNS上で登録だけされた「友達」は決して本当の友達ではないとの認識だ。勿論それが縁で実際に逢った場合は別の話だ。

 筆者は親の職業、生活環境のお陰で小学校を4か所、中学校を2か所通わざるを得なかった。社会人になってからも最初のVAN(=ヴァン ヂャケット)が倒産したりして計4か所の企業に勤めたので、それぞれクラスメートや同期や同僚が普通より多いのは致し方ない。

 更に社会人になって務めた職種が、プランニング、広告宣伝関係だった為、仕事上の得意先、付き合いなどで官公庁、諸団体、一般企業クライアント、広告プロダクション、施工関係、クリエーター、カメラマン、雑誌エディターなどに幅広い職種ジャンルに広がっている。

 さらには自分が夢中になったスキー・スノースポーツ関連、ウインドサーフィンなどマリンスポーツ関連、写真撮影関連、野鳥関連、自然環境関連、大学の研究室など領域も広い。最終的に25年間務めた広告代理店時代の名刺の数が2万枚以上になっている。これは職種柄、仕事上でそれだけの人々と交流するチャンスが多かったという事だろう。その中のほんの1%が今でも単なる知り合い以上の友達としての交流が在るので、現役で200名以上が所謂「友達」という事に成る。

 現実的にアドレスブックには500名以上の名前・連絡先が並ぶし、PCのEメールアドレスも366名が入っている。年賀状の交換は現役引退後倍増し、300枚程度の交換を余儀なくされ、そろそろネットコミュニケーションをしている友人に関してのみネット御年賀でゴメンナサイ!に移行しようとも考えているが、なかなか踏み切れないでいる。

 これら自分の「友達」に関しての考え方は、今は亡き、在る皇族殿下直々の御教授に寄るものだ。「友達の大切さは、お前が本当に困った時にしか判らないだろう。友達だけは大切にしろよ!」という教えが今でも耳に残っている。

 勿論友達というものは人生そのものの履歴の証だし蓄積だから、若い時より歳を取ってこそ増えていくのは当然なのだが、意外にも60歳を過ぎても友達が少ない御仁も多いと聞く。こればかりは個人差が在るのでどうしようもない。
 一説によると、自分自身プライドが高く殻を造って、閉じ籠っている人には友達が少ないという。
 我が母が実はその典型だったという気がしている。東京女高師(=お茶の水女子大)を卒業して以来、その同窓会(桜蔭会)等にも記憶の限り参加した事が無い様だった。在る意味極めて友達の少ない隠遁生活者だったように思う。 理由は良く判らない、しかしその息子の筆者が余りの交友関係の広さに身を滅ぼしそうになっているのとは雲泥の差。これは一体どうした事だろう?

 団塊世代はそろそろ終活に入る・・・等と言う話題がマスコミメディア上をにぎわしている。しかしそれをネタに記事を書いている者は決して団塊世代では無いのが面白い。筆者(私)は実はこの流れは宗教関係・冠婚葬祭・不動産・保険関係・銀行関係業種の業界陰謀ではないかと危ぶんでいる。

 そうそう簡単に殺されてたまるか!団塊世代はしぶといのだ。もっと先輩の世代の黒柳徹子さんなどがあれだけ頑張っている以上、まだまだノビシロは在る。同い年の舛添元都知事やユニクロの柳井氏など、あのフランスの俳優ジャン・レノ、井上陽水、柄本明、高田純次、泉谷しげるなど筆者と同年配は今が盛りと皆さんご存知の通りご活躍中だ。

 話が飛んだ!毎度の事だが「団塊世代」の話となると止まらなくなる、筆者の悪い癖だ。この手の話は画像で一目瞭然のブログ内容ではないだけに、文字で綴ると止まらなくなってしまう。そこで、今日はその今は亡き皇族殿下の教えからヒントを得た、友達の仕分け方法。友達が多い場合、余程自分でその友達を分類・仕分けしないと自分のペースを狂わせられてしまう。

 これを理路整然と、自分が一番友達を綺麗に仕分けられる「法則」が在るのだ…というより出来たのだ。もし友達が多くて困っている御仁はこの分類方法を試してみたら如何だろう?A・B・C・Dそれぞれのゾーンにどれだけの比率で友達が入るかは知らないが、自分自身で整理整頓できれば良いのではないだろうか?

 家族・親族も一緒にこの中に分類してみると整理が出来て納得がいくだろう。


 拡大して分類の解説をご覧頂きたい。仕事仲間で、ほぼ毎日オフィスで顔を合わせ、ランチも一緒に行く間柄だが、Cゾーンに分類される「友達・同僚」も意外に多くいる事だろう。

 一方で、年に数度しか逢わないのに、真ん中のAゾーンに入る親友もいるだろう。勿論男女で友達というものの定義が違うのも有るだろう。個人差もあるだろう、これはあくまで指標であって、個人個人の結果に正解だの、善し悪しだのはもちろんない事を付け足しておきたい。