特に初詣には１度有る限りだと思う。理由はある程度ハッキリとしていて、全国で一番人出の多い人気の初詣先だという事。人が沢山居るところは大嫌いだという事も影響していると思う。
正月７日の昨日は複数で初詣に参拝したのだが、帰ってみたら夜のニュースで大相撲の横綱３人の奉納土俵入りがあったと知った。残念ながらこのところずっと外人横綱なので日本人の横綱が待ち遠しい所だが、今日はその話ではない。
明治神宮の案内パンフやＷＥＢサイトでも北のほうの池にオシドリが飛来したとの情報があるが、オシドリは新宿御苑の日本庭園の池にも沢山飛来するので、東京ではそう珍しくは無い。
ＮＨＫの「完全版・明治神宮 不思議の森」では春夏秋冬の明治神宮の森を紹介しつつ、１００年前計画的に全国の各県から献上された樹木を３人の植物・樹木学者たちがレイアウトして人工的に造った話を詳しく解説していた。当初１５０年で完全な自然林に育つ目論みが５０年も早く完成してしまった理由を４日前のブログで紹介したばかりだ。
参照＝ http://yamasemiweb.blogspot.jp/2016/01/i-observed-northern-lapwing-in.html
で、昨日はせっかくだからその明治神宮の森に行ってみようと、実際仲間と初詣を兼ねて行ってみたのだ。そう大した野鳥には出遭えないだろうと手持ちは小さなレンズが収納されるＣＡＮＯＮのコンパクトデジカメのみ。
本来ここ数年は自分が勝手に信心している人吉市の通称ヤマセミ神社（＝矢黒神社）に行くのが恒例なのだが、今年人吉へは２月に入ってから行こうと思っているので、まずは明治神宮へと行ってみた。仏教と違って神道・神社に上下の距ては無く、皇族様の由緒ある伊勢神宮だけ別格であとは島根の出雲大社を中心に横並びの全国チェーン店みたいなものだから何処に初詣しても良いのだ。
願を掛ける、大願成就を願う場合はそれぞれそれを思い立ったが吉日で、その場に一番近い神社に赴いて祈れば良いのが神道・神様の良い所だろう。だから全国には寺よりはるかに神社の数のほうが多いと聞いている。北海道に行けば原野に近いような場所にも簡素だが鳥居と神社が在るのはこの為だと聞いた。
さて、その明治神宮の森の野鳥に話を戻すと、腰を抜かしそうになるほど野鳥が多いのに驚かされてしまった。ＮＨＫの番組では野鳥に関しては余り触れていなかったが、都心でこれほど多くの野鳥が居る所は上野の不忍池、新宿の明治神宮とベストスリーかもしれない。東京港野鳥公園も居る事には居るが、どちらかと言うとそういう名前なので居て当たり前だが、明治神宮の森は期待していなかっただけにとにかく驚いた。ＮＨＫが番組で触れなかった理由は行って見て判った。
このブログでも変にカメラマンが殺到しないように、広い森の何処で何が居たなどとは紹介しないが、餌で野鳥を集めて撮影する人が多いのには驚いた。そういう意味では完全な自然とは言え無いが、人口千二百万人の東京のど真ん中にこういう空間が在るという事を知るだけでも一つ勉強になった。
何と足元まで寄って来て、股の間を抜けていったアオジ。足環が付いていた。
立ち入り禁止の柵の中の倒木にアオジ。良く視ると餌の様なものが蒔いてある。係員が蒔いたのかカメラマンが人目を盗んで入り込んで蒔いたのか不明だが、決して良いことではないだろう。
５０ｍの距離にカワセミ。観客が見つけて大騒ぎしていた。
樹木の間にルリビタキの雄。コンデジでこういう絵が撮れるのも明治神宮だからか？
ヤマガラは在る場所に行くと沢山集まっている。
理由は餌付けだ。多分先祖は縁日のお御籤じ引きだったのだろう。ＤＮＡを引き継いだのか？
なんと、遠くにオオタカが居た。ＮＨＫの番組でも紹介はしていたが出遭えるとは思わなかった。神社の関係者に訊いて見たが彼も初めて生で視たと言うほどだから、よほど幸運だったのだろう。
お参りした直後だったので、やはりご神社の霊験はあらたかなのだと納得した次第。新年早々大変縁起の良い事ではあった。
本当かどうか判らないが、新年早々５日辺りから東京都心で「地鳴り」があちこちで聞こえるという話題・情報がＳＮＳ中心に飛び交っている。これが直下型地震の前兆か否か不気味な新年の幕開けではある。専門家は勿論地震との関連を否定しているものの大事（＝おおごと）にならなきゃ良いが・・・。