一日4箇所でヤマセミの別々の個体を観察できた時以来の驚きだった。その殆どは採餌のシーンだったのだろう。野鳥観察は早朝が当たり前だと思っていたのだが、猛禽類は意外にも日中から夕方にかけて頻繁に狩りをするようだ。野鼠等の活動時間帯が昼間なのだろうか?
それぞれの詳細は今後順を追ってご紹介するとして、今日はラインナップのお披露目。
ミサゴが激しく鳴きながらつがいらしき2羽で旋回し、時々ダイブしていた。最初はスズメのような「チュンチュン ピー」と聴こえたので目の前の球磨川堤防沿いの樹林帯を探してしまった。まさか上空を舞うミサゴがそういう鳴き声だとは思いもしなかったのだ。初めて鳴き声を聴いて結構驚いた。
言わずと知れたトビの若鳥、眼が合ってしまったが飛び立たなかった。こちらの事を脅威だと思ってくれなかったようだ。
ちょうど12時の時報が鳴った瞬間、目の前の電線に留まっていた。光が強すぎてチョウゲンボウかコチョウゲンボウかよく判らない。車から出ても全然逃げる気配も無くジーットこちらを見ていた。
飛翔シーンも逆光で苦しい画像だ。
上空を音も無く滑空しているのはノスリ
ホバリングで餌を狙っているようだった。そのうち翼を縮めて真っ逆さまに急降下していった。
2時を過ぎた頃、採餌後食事中のハヤブサと2時間対峙。実はこれは最終的に別れる時の最期の画像。
上の画像の電柱に留まる前のハヤブサ飛翔シーン。2時間掛けてカワラヒワらしき獲物を腹いっぱい食べた後の状態。胸だかお腹が膨らんで重たそう。
そのハヤブサが食事中、音も無く滑空して行ったオオタカもしくはハイタカらしき猛禽類。
勿論、高鳴き中のモズも猛禽類。
翌日、夕方も深い時間に人吉球磨あたりでは珍しいらしいハイイロチュウヒの若鳥(たぶん雌)その猫のような顔立ちと暫く対峙した。盆地の奥で狭くなる辺りなので背後は山。
明らかに鷹班が他の猛禽類とは違い綺麗だった。草原の草の上ギリギリをVの字で飛ぶ姿はコミミズクに非常に似ているような気がした。前日「ん?」と後姿を見かけたのがこの個体であったとすれば前日は1日で8種類の猛禽類に出遭えていた訳だ。
各猛禽類の詳細は今後順にアップ予定。