その内容が期待を裏切る非常に残念なものだった事はこのブログ上でも昨年既報の通りだ。
しかし、今年はそういう「邪魔」は入らず、色々なNPO、ボランティアグループ、野鳥グループ、大学などの研究機関が参加してそれなりのジャンルで環境調査を行った。特に戦場ヶ原の一角に演習林を持つ宇都宮大学の農学部などは本格的な調査を行ったようだ。この農学部の森林科学科は日本でも有数の森林に関する専門研究機関だ。
一方で、湯の湖から流れ出て、途中に湯滝、龍頭の滝を形成し中禅寺湖へ下る湯川はその独特の環境下で常に保全に努められている知名度の高い清流だ。この川の保全は環境庁だけでは無く、この川で限られた期間フライフィッシングを楽しむ関東エリアの有志グループなどが定期的にゴミ拾い等を行っている。今回はその活動等も同時期行われた。
紅葉時期の自然と共に紹介してみたい。
まずスタートは赤沼。朝8時には満車の赤沼駐車場。この赤沼茶屋はバス停も兼ねている。
三脚を持たず、50-500mmをサスペンダーで吊るし、カメラ専用迷彩デイパックにサブ機とサブズームを背負って出発。双眼鏡・昼食・飲料・熊鈴は必須。総重量12kg。これで約15kmを進む。
我々は4名のパーティなので、最後尾を勤めながら前進。植物チェック担当、野鳥担当、動物の痕跡担当、全般担当等それぞれ役割分担は完璧だ。
野鳥チェックの筆者は撮影も兼ねるので、どうしても遅れがち。
休憩は小まめに取る。一日中歩く場合は定期的に時間で区切って休憩する。
昼食は朝のバイキングで自作したスペシャル・トーストサンドウィッチ。
大学等の研究室は湯川の水質検査・放射線調査を行っている模様。
湯川そのもののゴミ処理・除去作業をフィッシャーマン達がやっていた。「湯川な仲間」という関東の釣り仲間さん達。
千葉県等からの参加者も多いようだ。湯川の保全には相当息の長い活動をしている。
湯元にある休暇村日光のディナーは半端ではなかった。湯葉と栃木牛の会席料理?
日光霜降り高原の霜降り牛、高齢者は食べきれまい?
食事の後がまた大変。当日のレポートをまとめなければいけない。画像処理含めてパソコンとの勝負だ。3日間とうとうTVのスイッチを入れなかった。
しかし毎回思うが、休暇村って何故Wifiがロビーでしか通じないのだろう?南阿蘇の休暇村も良く泊まるがまったく同じ。何とかして欲しい、今は既にもう2015年だよ?通信インフラ遅れすぎ。