2015年4月1日水曜日

満開の桜が主役で野鳥が脇役 その2. A wild bird is a supporting role in the leading role cherry trees in full blossom. Part2.

 昨日の桜に野鳥の画像が結構好評で驚いている。野鳥観察者にとって花をバックの画像はどちらかというと照れくさいような、ワザとそういう場面を演出した様に思われるのでは無いかと心配してしまう。その上画像的にどこかしら爺臭くてあまり好きではない。しかし、結果として今は桜が満開の時期。どうしても野鳥を追っていると意図しなくても桜に留まるシーンが増えてしまう。

 昨日に引き続き雨の一日、雨が上がったのは午後2時頃。半島の岬は濃霧に覆われなかなか野鳥観察には難しい条件だった。しかし車の中から何故か色々なショットを撮れた。車自体がハイドのの役目を果たしているからだろう。思いもかけないカワセミが桜に留まった場面に出くわした。なんとか飛ばずにいてくれたので良い絵が撮れた。生まれてこの方初めてカワセミが桜に留まった場面を視る事が出来た。

 8年ほど昔、熊本の江津湖での出来事を思い出してしまった。コンテスト狙いなのか、アマチュアカメラマンたちが池の中に人工的に作ったカワセミの止まり木に、何処からかへし折ってきた桜の花枝を括り付け演出して桜とカワセミの絵を撮ろうとしていた。大砲レンズを三脚に付けオジサン達が7~8名。いくらなんでもやり過ぎだろう。やはり自然の中でそういう場面に出くわすまで待てないのだろうか?
眼の後ろに白い斑点があるのでビンズイと見た。場所も海岸沿いの公園。

同じ桜の木に別の個体。寒いのか袋スズメのようになっていた。

ソメイヨシノではないがまぎれもない桜の木、アトリだと思う。

枝から枝に飛び移り。

同じ桜の木にその15分後ミヤマホオジロ、メスか?

この桜の木の傍の木柵に留まってくれた。

こちらは海岸の一本裏の道の公園で偶然このままの状態に出くわした。

頼みもしないのに桜の花に目線をくれるなど大サービスのカワセミ嬢。下手をすると「合成なんじゃないの?」とか言われそうでちょっと怖い。偶然・奇跡のショットだが、実はカワセミもお花見するのか?

二日間酷い雨と濃霧で散々だったが、その中でも工夫をして何とか色々な画像を収録できた。明日以降の保証はまるで無い。さあ、どうしようか。