2013年12月12日木曜日

ヤマセミの飛翔の瞬間の美しさ! The momentary beauty of the flight of the crested kingfisher !

 野鳥の飛翔時の美しさはそれぞれだが、ヤマセミのそれは普段水面ぎりぎりを飛翔する事が多いため、山奥の渓流地で撮影されている方々は撮影視野も範囲も狭く、なかなかそのダイナミックな飛翔シーンは撮り難いと思われる。
 航空機と野鳥はともに空を飛ぶので、ほぼ似たような撮影手法で撮影を行うが、その双方を頻繁に撮影されている方はあまり居ないと思う。

 昨年まで数年間国際航空宇宙展のプロデュースを担当していた自分としてもヤマセミの撮影をすると同時に海外の大きな航空ショウや日本における航空自衛隊の基地祭で各種航空機を撮影したが、たとえばB52戦略爆撃機や大型輸送機、あるいは総二階建てのエアバス380のような大きな飛行物体はサギやツルの類に似た離陸、飛翔形態になるような気がする。

 一方でF22戦闘機(ラプター=猛禽類と呼ばれている)やイーグル、あるいはファルコンと呼ばれる戦闘機は意外に猛禽類というより、むしろカワセミ、ヤマセミに似ているような気がするのだが如何だろう。獰猛さ、ハンティング戦闘イメージとしての猛禽類としてのイメージではなく軽く動き回るという意味だが・・・。

 話をもどして、ヤマセミの飛翔中の画像は大きく分けて、普通に飛んでいる時と髙い所からのダイブ中の姿勢画像に大別されよう。私はただ枝に留まったり岩に留まったりしている時の画像は余り撮影していない。木や岩に留まっていても餌を食べる、求愛給餌する、交尾する、羽繕いをするなど何かの動作をしている場合は別だ。

 で、これらの画像を整理してそのユニークさと瞬間の美しさを抜粋してこのYAMASEMI WEBのギャラリーとレポートのパートに掲載しているが昨日その枚数を数えたらとうとう500枚を超えていた。ブログの画像を入れるとその1.5倍くらいにはなろうか。今年の初夏撮影したブッポウソウも飛翔シーンだけで30カット以上は掲載している。比較して観て頂けると嬉しい。

 今後も庫出しではないが、ヤマセミの飛翔シーンの画像を中心にこのブログ上で公開していく予定だ、乞うご期待!

I think that flying style of the aircraft and the wild bird are almost same. Big birds like cranes and herons are look like a bomber and carrier, and Common kingfishers and crested kingfishers look like a fighter. I would like shouw you a few photos of crested kingfisher's flying scene.

菜の花が一杯の頃の球磨川支流、夕陽逆光の中を行くヤマセミ。
 
こちらに向かって飛んでくるシーンはなかなかピントが合わず苦労する。
 
自分より高い位置への飛翔シーン、球磨川本流で。
 
撮影者の様子を見に警戒を兼ねて目の前をかすめて行った。川辺川増水時。
 
球磨川本流、幼鳥4羽教育の頃の親鳥オス。距離80m程。