ここ4年、年間7~8回、合計40日間ほどの熊本県内滞在のほとんどがヤマセミ観察のための人吉と成っている。滞在中は毎朝日の出から日没まで行動し色々なポイントを探鳥して回る。東京からの交通費・滞在費を無駄なく有効活用しようとすると、どうしてもそうなってしまう。1分1秒にコストが掛かっているので結構気合も入る。
そんな中、ヤマセミを探しながら、球磨川・川辺川流域の色々な野鳥にも出会う。球磨川本流付近ではミサゴ、ハヤブサ、オオタカ、などの猛禽類にも高い頻度で出遭うし、ハンティングの場面にも出くわす事が有る。中でも野鳥の数においては本流から万江川に入ったエリアの河原付近が多いような気がする。アオジ、ウグイス、シジュウカラ、キジ、ノビタキ、などが早朝入り混じって飛び交っているのを幾度となく確認している。特に早朝は太陽を背に受けて撮影に関しても最高のポイントだと思っている。
追加できょうアップする画像はこのエリアで撮影したアオジ。ご存じのとおりチッチッと小さな鳴き声で藪の中からなかなか出てこないアオジも、このエリアでは積極的に藪から出てくるので撮影可能だ。ただ警戒心が強いためか、30m以内の近くではなかなか撮影が難しい。早朝か夕暮れ日没直前が一番のチャンスだろうか。
Black-faced bunting in rainy day.
雨の日の夕方、川辺川付近で。
A pair of Black-faced bunting at bank of Manegawa.
万江川土手付近で一組のアオジが警戒しながら動き回っていた。
Four Black-faced buntings looking Sunset scene.
4羽のアオジが揃って球磨川の向こうの紅取山に沈む夕日を眺めていた。人吉ならではの光景だろう。一度に同じ場所でアオジがこんな状態で観られるなど初めての経験だった。