今年の3月頃川辺川・球磨川のヤマセミの写真集を編集していてある事に気が付いた。地元三鷹の野川で年に何度も撮影するカワセミのダイブの瞬間とどこがどのように違うのか比べる事が出来るのではないか?ほぼ同じ感じでダイブの瞬間を撮影できていればその違いなどが判るのではないだろうか?・・・・と思った。
パソコンの中の画像を記憶を頼りに探し出すのは容易な事ではないが、何とか似たようなダイビングの状態を捉えた画像が出て来たのでご紹介。ヤマセミは採餌の際のダイブは口を開くようだ。(今年出版のヤマセミ写真集P54・55参照)もしくはYAMASEMI WEBの http://www.yamasemi.org/report_chapter_3/pg31.html もしくは1頁前を参照) しかし採餌後の口回りのヌメリ取り、鱗掃除の為のダイブでは口は閉じたままだしダイブ自体羽根を閉じていない場合が多い。カワセミの場合は小さくて速いのでそこまでの画像がまだ撮れていない。今年以降の成果に期待したい。
Crested Kingfisher's diving style 1.
早朝の朝陽を受けてのダイブ。まだこの段階では採餌の為の口の開きは視られない。
Crested Kingfisher's diving style 2.
上の画像と同様で数カット後の画像。高さ10mからのダイブなので途中で微妙に速度を調整している。真下にダイブする時ほどは羽根を広げていないが速度調整の様子が8枚の連写画像から見て取れた。
Common Kingfisher's diving style 1.
一方、カワセミはほんの3m程度のダイブなので最初から全速で弾丸のようなダイブをする。まだ小川の土手の上縁が見えているのでダイブし始めのショット。
Common Kingfisher's diving style 2.
角度を調整して浅い小川に流れに向かっている餌物の小魚を咥え易いように微妙に体をひねり始めているのが見てとれる。体は80度ほどひねっているが、頭の向きだけは全然変わっていないのも面白い。採餌の為に少しくちばしの先端が開き始めている。
次回は11月の阿蘇山中の野鳥を紹介予定。