2025年6月2日月曜日

二ヶ所目のオオタカ営巣レポート その1. Second goshawk nesting report, part 1.

  この5月は週末に天気が崩れることが多く、行楽の初夏とは言い難かったようだ。特に気温の上下が激しく、筆者など急に夏日になった日に汗が出ず発汗による体温調整(人間サーモスタット?)機能が作動せず、人生初めての39℃台の熱を出してしまった。

 胃というか鳩尾(=みぞおち)附近が急に痛み、悪寒と共に発熱。しかし一晩寝て復活。団塊世代も高齢域になると体のあちこちにガタが来る。

 足掛け5年前から始まった1日1万歩ウォーク(ランニング含む)も連続50か月ほど続いているが、断捨離作業が増えるにつれ、ペースダウンを余儀なくされそうだ。

 そんな中、久しぶりに晴れた週末日曜日、夕方雨がパラついたが傘をさすほどでは無かった(調布・三鷹・武蔵野エリア)だが国立競技場など都心では夕立的な降りになった。

 屋根のないオオタカの巣ではヒナがずぶ濡れで震えた事だろう。

 そんな二番目の営巣中のオオタカの巣を晴れた日曜日混みあう人の波を予想しながら行ってみたら、熱心に観察している専門的ないでたちのバーダーさん、3~4人しかおらず、いささか拍子抜け。今年はあちこちでオオタカの営巣が進み、そう珍しいものではないのかも知れない。

 これはある面良い事なのだろう。一時は絶滅危惧種とか言ってメディアが騒ぎ、1990年代には長野オリンピック開催地の変更が行われたりしている。

 

 で、二番目の営巣地のヒナたちは、三羽のうち一羽がまだ全身白い産毛で覆われており発育が遅れているようだ。しかし、いずれ他の兄弟2羽に追いついて巣立つことだろう。自然界の仕組みは非常によくできているから・・。

 今日の「その1.」では、ヒナの様子と垣間見える親の給餌をご紹介。※動きと生態を見るため超望遠レンズは使用していない、手持ちで中程度の望遠ズームレンズ。

足にムクドリ級の大きさのヒナを捕まえてヒナの待つ巣へ戻る親鳥

林間コースでこれを観察できるのは巣の位置が高いから

左の全体を白い産毛で覆われているヒナはジーッとしてあまり動きが無い

オオタカのヒナに見つめられて撮影者少々オドオド・・。

三羽のひなの生育状況が個体毎に違う様だ。

巣を見通せる高い樹の巣と同じ高さに陣取って見守る親鳥

 久しぶりに晴れた日曜日だが巣を見上げる人も1分ほど巣を見上げるのみで、あまり熱心に観察しようという動きはない。オオタカも都会の人間の行動パターンに慣れているのだろう。