水浴びをしたオオタカのオスがその後どうするのか?探してみた。観察10回目
水に濡れたものを乾かすのは大変なのだ。ウインドサーフィンをやっていた頃、海水で濡れたセイルを乾かすにはどうしたか?初期ウインドサーファー艇のダクロン製のセイルはマストにセイルを付けたままいつまでも海岸で吹く風になびかせながら自然乾燥させていた記憶が在る、45年も前の事だ。
最近では汗かきの筆者が首に巻いた手ぬぐいサイズのタオルを乾かすのに、手で持って歩きながらヒラヒラさせるとすぐに乾く。
こんな経験をしているので、水浴びをしてびしょびしょ状態で飛び去ったオオタカがどうしているか?調べてみたのだ。
昨日既報の水浴びは11:30頃完了、飛び立った。
相当暑い日だったからか、いつになく入念な水浴びだった。
濡れて相当重くなった体で飛んで行った。11:47の事
水浴びオオタカは濡れたまま針葉樹の大木の日当たりの良い場所に発見!
回りにバーダーは一人もいないが、レンズをしっかりと見据えられてしまった。
背中を乾かすため後ろ向きになった状態の時、カラスのモビングを受けていた。
時々、羽ばたいて主翼を乾かしていた。
ほぼ乾くと、少し日陰に移動、しかしこちらはちゃんとチェック!
ほぼ完全に乾いて13:15、営巣の巣に異変を感じたのか急に戻っていった。
かれこれほぼ1時間30分お付き合いをした。人吉でのヤマセミの観察でさんざん慣れているので決して長くは感じない。
野鳥の観察撮影は、「行って撮っておわり・・。」ではないのだ。こんな事している人は他に一人もいなかったが、実は毎日現場で出遭う中年女性がいる。大きなカメラはもっていないが小さな双眼鏡とスマホかパッドで観察を続けている。
毎日同じいで立ちというのは、対象のオオタカに警戒心を与えないという点で野鳥観察のベテランという事が見て取れた。
メモを取りながら、筆者が追うオオタカの動きに合わせて現場で幾度も出遭う。筆者の場合は証拠画像を沢山収録して生態を分析するが、メモを取りながら黙々と足で歩いて観察をする・・・。これが本当の野鳥観察ではないだろうか?頭が下がる。