筆者は過去において幾度かオオタカの撮影を行っているが、営巣中のオオタカを撮ったことが無い。
理由はNHKの「ダーウィンが来た!」の放送でもあった通り、一家族のオオタカ繁殖に群がるメディア(NHKも含む)やバーダーたちの常軌を逸した大騒ぎが嫌で、どこどこで営巣しているとの知らせを受けても一度も行かなかった。
山でも都内の緑地(公園・植物園・神社境内)でも、探鳥していて偶然出会ったオオタカは観察をし撮影もするが、ハナからそれを狙って目指して行くことはなかった。
今回も東京の緑地で新緑の中の野鳥を観察撮影しようと思い緑地帯を徘徊していたら、猛禽類独特のピャーピャー、キャァキャァ♪という鳴き声が聴こえて来た。
で、ゆっくりその方向に足を進めたら針葉樹の高さ10mほどの所に木の枝を組み合わせた巣があり周りを見ながら鳴いている親鳥の姿が見て取れた。
すぐさまレンズを向けて撮影はしなかった。巣があるという事はしばらく観察できるという事だから決して焦らなく他も良い。これはヤマセミの巣穴観察で学んだ大切な事だ。
予想外の野鳥に出遭って、慌ててレンズを向けて逃げられてしまうバーダーさんのなんと多い事か?
観察30分、シャッター1/2000秒・・・が野鳥観察撮影の基本だと思っている。営巣中の野鳥ともなれば観察が1~2時間あってもおかしくはなかろう?どうせそこへ戻ってくるのだから。
今回の偶然出会えたオオタカのご紹介は2回に分けてアップしようと思う。
まずは今までのオオタカの記録から。営巣情報を知って赴いて観察した事が無いので、全て探索中に偶然出会ったオオタカばかり。
明治神宮周回路で遭遇、筆者の頭上2mを抜けて後ろの道路のネズミを採餌した際の奇跡的な1カット。この際の様子はかってブログにも投稿。異常なアクセス数だった。
目黒の自然教育園のオオタカ
目黒自然教育園のオオタカ
明治神宮で別のオオタカ
野川自然観察園でのオオタカ
野川流域のオオタカ幼鳥
真冬の明治神宮御苑、南池で1時間以上たたずむオオタカ
明治神宮外周路でのオオタカ
飛び出しの瞬間ボケてしまった、林間での飛翔を撮るのは結構難しい。
これら過去のオオタカ観察・撮影とは今回の営巣観察はちょっと異なっている。
巣に居るオオタカは初めての観察。長くなるかも。