一昨日の読売朝刊に出ていた、国連の女子差別撤廃委員会の日本の皇室への改正勧告にモノ申したい。
国連という名のもとに何でも世界各国を均一・同一・平等にしてしまおうという「精神・方向性」に非常な危機感を持った。
国の成り立ちはその地理的要因、その他歴史の長さ含めて千差万別だ。特に日本や英国、豪州、ニュージーランド、マダガスカルその他は島国だったり、存在そのものが特異な条件下で現在まで存続してきた国々だ。
生息している動植物に関しても、他とは違う非常に特異な種が多い。人間の歴史も国の歴史も独特で、陸続きで隣の国への出入り交流が頻繁に行える大陸の国々とは全く違う。
宗教が違えば、肌の色も違う。服装も髪型も違う、言語が違えば文化も違う。常識も価値観も違うのだ。これを「国連」と言う名の元に各国からの拠出金を基に成り立っているのが国連だ。
こういった地理的条件、歴史的条件が違う国に対し「上から目線」で、宗教がらみだか何だか判らないが、世界の平等化という名の元の強引な均一化は絶対に在ってはならないはずだ。
こういった世界的組織は、たとえばLGBT差別などに関して「多様性を認めないのは差別だ!」と動物・種としての存続危機に繋がりかねない人類の新しい形を擁護して騒いでいる。しかし、その一方でこういった国ごとの多様性を強引に一様性化しようとする矛盾を平気で行う。非常に危惧する。
こんな国連なら、拠出金を凍結して良いと思う。それほどのレベルの話だ。
読売の報道は全面的に賛同したい。
かって捕鯨国日本は、世界の捕鯨会議で頭から真っ赤なペンキを掛けられた事がある。国際会議場内で全世界のメディアや参加者が観ている目の前でだ。
色々な苛めに遭って(=それだけではないが)、ついに国際捕鯨委員会IWCから脱退した。しかし、それ以降何の問題も無くクジラの肉は売られているし、昔から食べていた竜田揚げなども食べられている。鯨も捕鯨で減っているよりむしろ増えすぎているという専門家の調査もある。
国連と同等のユネスコ含めて昔小学校時代から習った世界にとって大切な良いシステム「国連」という組織の実態が、教えられたものとは相当かけ離れているのを知ったのは相当後、筆者30歳以降の話だ。
ロシアとウクライナの件、イスラエルとイスラム難民の件、更にはレバノンとの関係、イランとの関係、国連がありながら国際紛争は何故無くならない?
日本の長い歴史、皇室・・こういった伝統を持たない国のメンバーから成り立っているのだろう「国連の女子差別撤廃委員会」は・・。
日本国はもっと強い調子で、プライドを持って猛烈に反撃して良いと思う。