八代市での個別の野鳥たちの合間に、その行動・生態画像をご紹介したいと思う。このブログでも以前から申し上げている通り、筆者は高価な最近機種のカメラ機材を抱えて野鳥に近寄り野鳥図鑑さながらのアップ写真を撮る気は更々ない。
どこで撮ったか判らないような、檻が無いだけの枝留まりや営巣中の野鳥画像は好きではない。その生態・背景があって今この野鳥は何をしているのだろう?という事が誰にでも理解できる画像が大好きで、いつも筆者はそういう撮影を心がけている。
色がキレイ、ピンがドンピシャ!ノートリでこれは凄いだろう?・・よりも、えっ?これ何してんの?こっち向かって飛んでくるけれどどうやってこの瞬間を予測したの?・・・という画像に惹かれてしまう。
野鳥写真家さんより野鳥生態研究者でありたいと常に心掛けている筆者は、どうしても花鳥画の様な写真的野鳥より、多少ブレたりピンボケでも動物学的野鳥の画像が好きなのだ。
現在六本木の東京ミッドタウンに在るフジフィルムスクエアで7月18日(木)まで開催中の写真展「DANNP30年記念写真展2024「北の貌(かたち)」に出展されている出口大芳氏のシマフクロウの写真はそういった点で凄いと思う。
特にヒグマの通り道でこちらへ向かって飛んでくる姿を撮影されたという三点は、それだけでも観に行く価値があると思った。
筆者のコンセプト、「野鳥と航空機は飛んでいる時こそ美しい!」をまさに体現した作品だ。
現場で頂いたパンフレットから。
北海道の野鳥を含めた大自然は、筆者も常に大きな影響を受けている嶋田忠さんのヤマセミをはじめいろいろな写真家さんの作品で紹介されているが、素晴らしい所だと思う。
その北海道から直線距離で1600㎞離れた八代市の野鳥たち、今日はその採餌に関する生態画像をご紹介。
干拓地の電柱の上で獲った獲物を食事中のミサゴ
ゲットした野鳥を運ぶハヤブサ
捕えた野ネズミを咥えて撮影者を警戒するチョウゲンボウ
モズのフライングキャッチ
負けずとスズメのフライングキャッチ
ズグロカモメの採餌
ツクシガモの採餌
クロツラヘラサギの採餌
キアシシギの採餌
ウミネコの採餌