3月も昨日で終わり、今日から4月、しかし東京地方は朝から雨・・・。
先月5日、千葉県北西部の緑地帯で野鳥観察・撮影中、上空でハヤブサと戦うチョウゲンボウをご紹介したが、今度は都心の緑地帯でオオタカとツミの戦いを目撃。一部撮影できたのでご紹介。
春先に二度も種類の違う猛禽類の争いを観られたというのは何かあるのだろうか?10年前からヤマセミの生態観察・撮影で300泊以上した熊本県の人吉市界隈ですら、猛禽類同士の争いは一度も観たことが無い。
ツミが小鳥を追い回したり、カラスがミサゴやオオタカをモビングする場面は幾度も見ているが猛禽類同士というのは経験が無かった。
それだけに東京の都心での今回三月の戦いは非常にびっくりした。
右チョウゲンボウ、左ハヤブサ
下チョウゲンボウ、上ハヤブサ
こういった猛禽類の戦いというのは原因が何なのか、下から見上げているだけでは判らない。しかし、今回のオオタカを見る限り採餌直後と思われる。素嚢と言われる食べたものを溜めてすりつぶす機能がある部分(喉に近い)が膨らんでいるのがその証。
おー、オオタカだと思った次の瞬間!
ツミが追うのが見えた。右のオオタカの素嚢が膨らんでいることが良く判る
まさか追いかけるツミのヒナを食べた訳ではないと思う、ツミの繁殖は6月
前回もチョウゲンボウがハヤブサを、今回はツミがオオタカを・・小が大を追う
本気で戦っているようだった。
都会の緑地で小鳥を追って地面や木の上ばかり見ていると、真上上空でこういった猛禽類の戦いが行われていることが有るので、うっかり気を許せない。