ウグイスは基本的に通年我々の生活圏内で生息している藪鳥。普段は薮の中をチョロチョロ移動し、チャッチャッと地鳴きの声をあげながら動き回る。
笹藪でこれを見つけるには、不穏な動きをする笹の葉を追えばいい。
しかし三鷹野川公園にある附属施設である自然観察園(小金井市管轄)では、何処からともなく、捨て猫が可哀そうだと猫への餌やり婆さんたちが定期的に餌を与えるため捨て猫がはびこり大問題となっている。
自然観察園に捨て猫が居て、人間が餌やりをしている現実が如何に頓珍漢なのか、管理事務所もそれを許可したという(餌やり婆は声高に主張していた)小金井市も、ここへ来る子供たちに何と説明するのだろう。
捨て猫への餌やりを始めて数年、めっきり藪鳥が消えてしまった。ほぼ全滅に近い。
ウグイス、アオジ、カシラダカ、クロジ・・。それに群れで餌を啄ばむシメ、カワラヒワなどが来なくなった。
捨て猫が可哀そうだと「自然観察園」で餌やりを許し、自然の藪鳥が絶滅しかかっている、メディアはこれをどう思うだろう?
筆者は2005年から野鳥観察・撮影の為この自然観察園に入っており撮影画像のデータファイルを視る限り、これら藪鳥の急激な現象は明らか。
「自然とは何か?」を全く理解しない餌やり婆さんたち、野川公園管理事務所、小金井市のモラルと常識の低さはどうしようも無く低いので諦めているのだが、野鳥ファンの皆さんは非常に残念に思っているだろう。
しかし、都心の植物園はさすがに規模も自然に対する知識・常識・管理も素人集団の野川自然観察園とはまったく違うし、2006年頃の野川自然観察園状態に近い環境だ、ウグイスはあちこちにいる。
1週間ほど前に撮影したウグイスを今日はご紹介。
これぞウグイス、表に出てきたから春はもう始まっている。
三鷹の住宅街の公園で今年初めて泣き始めたウグイス。エンディングが乱れたが失礼。