筆者はこのブログで過去何度も「年齢と経験に応じて毎日一定距離歩くこと」を推奨して来たし、繰り返しになるが自分でも数年間カウントしながら実践している。
決してこれは自慢している訳でもマウントを張っている訳でもない。大相撲の力士経験(たとえ序二段でも良い)も無い者が、大相撲の取り口や力士の良し悪し(好き嫌いや感動評価は別)を語ってはいけないし、楽器を何も演奏できないのに演奏会で奏者の出来をあれこれ批評してはいけないと思う筆者昔からの基本理念(評論資格論)から来るものだ。
ベースに成るのは、30年以上にわたる定期的なスローランニング+ウォーキングによる自分自身の体調管理の実績(半日ドックの全データ保存)と、スウェーデンの精神科医:アンディッシュ・ハンセン著の「運動脳」という最新の科学データに基づいた運動することにより健康保持可能を解く本(2022年9月初版)
筆者の場合は、1993年以来、故 三笠宮寛仁親王殿下の子分末席としていろいろ国際スキー関連の催事などを御手伝いした際、殿下から「とにかく毎日体を動かせ、柔軟に、無理をせず」と教わり、走り始めてから今の今まで続いている主な「運動」が毎日歩く事と走る事。
アンデッシュ・ハンセン著の「運動脳」はそれを後付けで科学的に証明してくれた本という事に成る。
筆者実際の体調が良いという事以外に科学的・医学的データに基づき自分のやっていることが裏付けられ証明されるというのは非常に気持ちの良いものだ。
最近は「インターバル歩行・走行」なども一般的になってきている。筆者が走っていて疲れたら少し歩き、気力体力共に復活したらまた走り出すというのが結果として理に適っていたことになる。
・・・ところが、相変わらず「1日8,000歩歩きましょう」だけ言い続けている厚労省!
やっと高齢者は6,000歩でOK・・とか言っているが、人間育ってきた環境が皆違うんだから。
極端かもしれないけれど、国体出場経験(種目にもよるが)のある高齢者や、永年畑仕事・海へ出て重労働を続けてきた農林水産系の高齢者と、一方都会在住で会社との往復と立ち寄る飲み屋で一杯引っかけ、歩くにしても千鳥足のサラリーマンや家を中心の数キロを移動する専業主婦が、高齢になって日常同じ歩数で良い訳無かかろうに!
筆者はこういう「個人差を計算に入れない一律の勧め」を観る都度ムカついて仕方がない。