名前も知らなかった農林水産大臣がメディアの囲みぶら下がり福島原発の汚水処理水海洋放水に関し「汚染水」と発言したことを、国内のあらゆるメディアが火が付いたように騒ぎ立てた。
筆者は思う、頭から離れなかったのだろう思わず「汚染水」と言ってしまったことを、もう少しこの大臣頭が良ければ、「中国がさかんに発する汚染水・・。」という意味だとその場で説明すれば済む話だろう?話の要は中国の「汚染水」発信を問題にしているのだから・・。
メディアも政治家(=主に野党)も、「言ったよね?日本が盛んに処理水として安全性を世界に訴えている(=国を挙げて政治家もメディアも一部事実をごまかしているのに)のを、中国や一部の野党政治家が言うように汚染水といったよね?」と火が付いたかのように騒ぎ立てている。いかにも日本のメディア・政治家らしい・・。
これが例えば英国の政治家やメディアだったら「農林大臣、あなたの施策はどこかおかしくないか?・・まあ平気で処理水を汚染水と言っちゃう方ですからなぁ」程度の皮肉・嫌味で済ませることだろう。筆者もそのレベルの話だと思うのだが・・。
今の日本にはもっと他に重要な案件や懸念ニュースが山積みなのに、79歳という高齢大臣のボケをここまで大げさに騒ぎ立てる余裕があるのだろうか?
こういう点で世界から日本のマスコミメディアは蔑まれ、信頼度ランキング160位とかいうお笑いレベルなのでは?
今朝の読売の一面と二面の「地球を読む」にコロナに関する話が出ていた。2類から5類になって以降の話で、政府の新型コロナ感染症対策分科会にも出ていた大阪大学の特任教授が述べている。「ある感染対策が一度定着すると、新たなエビデンス(医学的証拠・事実など)が生まれ今まで行ってきた対策効果に疑問(効果が無いとか害があるとか)が出ても、従来やってきた対策がそのまま続けられてしまう事がある。」などと今になって述べている。
これってまさか遠回しにコロナワクチンの事を含めて言っているんじゃないだろうな?気になって仕方がなかった。
「政府の新型コロナ感染症対策分科会」なんて上下関係、力関係でペイペイの出席者など声を大きくしてモノを言える場ではないとは思うが、一般の我々だってネットの色々な情報を見たり親類の医者の「考えや忠告」を聴いて恐ろしい感染症の理解を深めてきたのだもの。
今になってさんざんメディアが厚労省や感染症対策分科会の尾身座長のマスクしろ、換気しろ、アクリル板を立てろ、外へ出るな、ワクチンを打て!とアジったのを従来やってきた対策に疑問があってもそのまま続けられてしまった・・などと述べられたらたまったもんじゃない。メディアは決して「今まで報じた対策は実は効果が無かったようです」などとは絶対に報じないもの。
実はこれってメディアは真実を伝えていない・・ということを言っているに等しいではないか?もっと早く言ってよ!だ。
さんざんメディアが騒いだ後になってこういう記事を見ると、メディアの報じる内容をいろいろな観点から我々は「裏を取る」必要があるのではないかと思い始めている。
新型コロナに関しても、ワクチンに関しても政府厚労省の発信する情報をメディアがコメンテーターや事象事情通、一介の民間開業医の発言でおおげさに増幅し「テレビが唯一の情報源の国民の多くに間違った常識」を思いこませている。
テレビで言ってたもん?・・で鵜呑みにしてしまう日本人、なんと多いことか?
その一方で、エビデンス(医学的証拠・海外の事例・実情・論文)を元に本モノの専門家からネット中心に真逆の情報が流れている。もちろんフェイクもあるにはあるが。
今朝のTBSサンデーモーニングでもジャーナリストの松原氏が今日の冒頭の「汚染処理水」に関して多くのメディアが隠していることを言っていた。
我々は余りに広がったメディアの情報源を余程詳しく精査して、自分の考えを確立しなければいけない時代になったようだ。