2023年8月25日金曜日

高層湿原でノビタキ幼鳥給餌のための採餌が盛ん! Foraging the Siberian Stonechat for feeding to young birds in high-rise wetlands is prosperous!

  107年ぶりの慶応義塾高校の甲子園優勝、ワグネル創始者ブリゴジン氏搭乗機撃墜、福島原発汚染水放出、大きなニュースがメディアを賑わせているが、その類の浮世のネタは週末ブログにまとめる事としよう。

 まずは昨日の続き、高層湿原でのノビタキの幼鳥給餌。

 昨日は八島湿原から南へ6.7㎞移動した場所にある踊場湿原(池のくるみ)でのオスの生態をご紹介したが、今日は八島湿原へ戻ってノビタキの幼鳥給餌のためお花畑を飛び交うメスの親鳥の様子をご紹介。

 8月10日、お盆休みの直前、日本列島は2つの大きな台風の影響で強風の中、雨と晴れを繰り返す天気だった。9日に降雨のあった八島湿原は10日の早朝から雨後の羽化で数多くの羽虫などがお花畑を飛び交っていた。

 ノビタキの親子はこれらを盛んに採餌していたので、その様子を収録することにした。

 しかし、八島湿原の木道は開花のピークを迎えたヤナギランとノビタキのコラボを撮影しようとするバーダーさんたちで賑わっており、野鳥の生態を撮影しようとする筆者とは動きがまるで違っていた。

 バーダーさんたちは狭い木道に三脚を立て大砲レンズを設置して、ノビタキがヤナギランに留まるのをひたすら待っていたようだ。しかし一般通行人の邪魔になること甚だしい。風景撮影のご仁たち同様高原の木道では他の方々への迷惑を考え、せいぜい一脚で撮影すべきと思うが如何だろう?

 雑誌バーダーも日本野鳥の会という同好会的組織もこの辺りの注意喚起・啓蒙を行わないと、無法を繰り返す嫌われ者・撮り鉄の有象無象と同類に見られてしまうだろう。

 筆者の場合は500mmf4装備のEOS5DMarkⅢを肩から吊り下げて移動しながらの撮影なので、三脚を付けての待ち受けスタイルとは根本がちがう。

 生態撮影は動いている状態を捕える必要があるので三脚は使わない。使っていては撮れない。

 ・・・・というわけで、まずは羽虫・青虫などの採餌の模様をご紹介。

木道は行きかう為に二本ある部分が多いがそれにまたがって三脚を立てる者たち。

こちらが風景撮影のご仁たち、カメラ雑誌もこの辺り注意喚起が必要では?

綺麗なヤナギランにとりつく昆虫を狙っているノビタキ

ハナアブのような昆虫が飛んだ!

すぐさま後を追うノビタキ

こちらは木道脇の葉の裏の青虫を捕えたノビタキ

木道に叩きつけて弱らせ

団子状態にしていた。ヤマセミの獲物叩きにも似ている気がした。