2023年4月20日木曜日

タンポポ満開の調布市・野川公園はカワラヒワで一杯。 Chofu Nogawa Park, which is full of dandelions, is full of the Oriental Greenfinch.

  野川公園は行政区でいくつかの市にまたがっているが、もともとは国際基督教大学のゴルフコースの跡地だ。春になると元のコースには沢山の花が咲く。中でもタンポポの群生では東京一かも知れない。そのタンポポの群生は行政区分で調布市の管轄になる野川公園。

 一方野川沿い北側に存在する野川公園自然観察園は小金井市の管轄。

 自然観察園と言っても名ばかりで、入り口に野良猫が常駐しており、小金井市の許可を得たとか言ってボランティアの高齢女性たちが定期的にエサやりに来ているので一向に野良猫の数が減らず、ここ10年前に比べてカシラダカ、アオジ、クロジ、ウグイスなどの藪鳥が激減してしまった。「自然観察園」とは名ばかりで、全然自然を大切にしていない観察園だ。近々懇意にしている民放TVメディア(ワイドショウ)に取材してもらおうと思っている。 

 一度猫のエサやり女性たちや野川公園事務所の担当者たちに遭遇したので、クレームを入れたら、「私たちは小金井市の方から許可を得ているんですからね?」と上から目線で高飛車に逆襲されてしまった。どこが「自然観察園」なのか?自然保護と放置ペット保護の区別も付けられないような無知な人間たちが関係している情けない状況だ。

 むしろ、野川沿いの方が動植物は豊富でベテランの野鳥観察者など最近はあまり自然観察園には入らない様だ。以前どこかのブログにもこの件が書かれていた気がする。

 話を戻して、実はこのタンポポのタネ、つまり綿毛の根元に付いているタネをカワラヒワが啄ばんでいる場面に遭遇した。自分の眼で実際見るまではタンポポのタネを野鳥が食べるとは知らなかった。

 植物が広範囲に広がるのは、風の力で綿毛が遠くまで飛ばされて生育範囲を広げるものだとばかり思っていたタンポポだったが、野鳥が食べて糞と共に広がる可能性もあり得るのだと75歳を目の前にして学んだ。

 誰かに「ボーッと生きてんじゃねーよ!」と言われかねない。しかしNHKにしては良くこんな品のない乱暴な言葉を出したなー?というも思うのだが、いくら合成アニメの5歳児とはいえ・・。

 で、2日前のイカルの収録と同じ日に野川公園で撮影したカワラヒワと、同じくタンポポ野原で旅立つ前の腹一杯運動に忙しいツグミをご紹介。


このような黄色いじゅうたん状態の草地があちこちに存在する。

一日中ここで過ごす人も多い。

その合間をぬって

人の傍にツグミが寄ってくる。

頭上ではカワラヒワの10羽ほどの小群がジーッ、ジーッと鳴く。

舞い降りて来てはタンポポを啄ばむ




こうやって綿毛を食べているのを初めて視た。