しばらく間が空いたヤマセミの繁殖記録写真集に掲載する画像候補のご紹介。今日は#6・春先繁殖期の始まり、交尾へ向けてのオス・メス駆け引きの生態。
自然界の野鳥の場合、本能的にメスの方がオスより早くから繁殖意欲が向上する様だ。ほかの種においてはどうだか良く判らないが、観察を続けているヤマセミにおいては1月頃から既にメスがオスを追い回すような行動が見て取れる。
今日ご紹介の一部始終は、まだ前半のみ。この後の展開も撮影収録できている。時は2013年3月2日。球磨川支流での撮影。この時は4日前から同じ格好で同じ時間に同じ場所に行き、ヤマセミつがいに姿を見せつけて慣れさせての収録だった。
3月上旬と言えば河川に漁師さんの姿はなく、筆者しか人間はいない。撮影ポイントへ行く際は一切ヤマセミの方を見ないで眼を合わせない努力をした。南九州といえども3月はまだ寒い。土筆はとっくに生えてはいるが、ちょっとでも風が吹くと冷たく、体温が下がったのを覚えている。
オスが岩に留まっているとメスが飛んできた
頭を下げてお尻を上げるのは交尾を要求する体制
更にオスににじり寄って交尾を迫る・・・このような行動には驚かされた。
オスはまだその気になっていないので・・・
まだ早い!と言ったか否か知らぬがその場を離れようと
飛んで・・・
上流の筆者の方へ向かって飛翔開始!
半分の距離まで飛んでくる・・・この先はまた次回