良く高齢者向けの雑誌に「男の隠れ家」だの「中高年の山歩き」だのがあるが、古くはマガジンハウスの「ブルータス」辺りが中高年齢者ゾーンへの入口だったかもしれない。
小学館も「ブルータス」の後追い二流版として「ラピタ」などを出したが、編集スタッフのせいだか編集長の性格によるものだろうか中身が薄く、2000年に入ってすぐ廃刊になってしまった。
「ブルータス」も「ラピタ」も編集人には参加したことがないが、マガジンハウスで言えば「ポパイ」「オリーブ」「ターザン」などに編集参加させて頂いたことがそれぞれ数度あった。小学館では「BE-PAL」の創刊時に数度編集参加し、ビルの屋上でキャンプ用のテント生活したり、夜中にポタリング用サイクルで走り回った事もある。創刊号の電車の車内吊り広告のモデルにもなった記憶がある。
しかしいつの時代も日常から外れ、「脱日常」「脱都会」などという言葉がメディアを賑わし始めたのもこの頃1980年代からだろうか?
筆者はこのブログでも数度紹介してきたが霧ヶ峰に在る「男の隠れ家」的山の家を安らぎの場所として利用させていただいている。
今回もここへ秋の盛りの霧ヶ峰を味わおうと思って行ったらなんと!初冬だった。
泊まった一昨日が明けて昨日の朝、なんと薄っすらと雪化粧。このところ天気予報が外しまくっていて不安だったので2日前古いが夏タイヤを冬用のスタッドレスに替えておいたのが功を奏した。聞けばヒュッテのご主人もまだスタッドレスに替えていないらしい。
野鳥撮影が勿論主目的だが、今回の成果をご紹介する前にこの宿の魅力をまずご紹介。
車で乗り付けられない、公共駐車場から木道を歩いて20分ほど進まないとそのヒュッテにはたどり着けない。これが良いのだ、覚悟していかないとダメ!ぽっとんトイレだし、有名シェフのメディアで紹介されるグルメ料理もない。自炊用施設が完備しているので自炊客の方が多いくらいだ。
時代が70年ほど遡ったような空間が其処に在る。そういう意味では団塊世代の場所かも。
いつも早朝日の出時期に雨でも部屋から野鳥を撮れるという意味からしても超便利な山小屋だと思う。