奈良西警察署で尋問中の安倍元総理襲撃犯は、「安倍元総理の政治信条に対する行為ではない。ある宗教団体がその教団に入れ込んだ母に献金その他を繰り返させ、家庭をめちゃくちゃにした『恨み』が主原因で、その宗教団体幹部を狙ったが近づけず、安倍元首相が深く関係していると思い狙いを替えて実行した・・。」と供述しているとニュースで聴いた。
これが事実であるなら、「怨恨」が原因の単独犯行であり、参院選挙期間中であるにはあるが「民主主義がどうの、言論の自由に対する暴挙だ!」だの選挙中の各党首はじめ政治家やメディアが憤慨している方向が随分違うような気がするのだが、どうしてこうなるのだろう。
少なくとも襲撃犯人はそのような政治的・思想的意図は全くないように思うのだが・・・。
今回の襲撃犯は、かって社会党の浅沼稲次郎党首を刺殺した山口二矢（おとや）のような元々が右翼活動家でもなく、政治思想背景もなく個人への怨恨が原因であるならば、メディアが盛んに報じる「憤り」の方向も一種のすり替えで随分違うような気がしてならない。
奈良県警の警備警護のお粗末さ、酷さ、全員ボーッとして何も動かなかった県警の間抜けさは映像を見る限り明らかで、一国民としても犯人に対する憤り以上に腹が立った。
まるで訓練も出来ていなければ、自分が何をすべきかなどまるで覚悟がない様だ。
奈良と言えば皇族はじめ海外要人も頻繁に訪れる場所だ。要人警護には慣れていると思っていたが、それは東京から付き添う経験豊富なベテラン皇宮警察や警視庁の特別SPチームであって、奈良県警は毎回交通整理くらいしか担当していなかったのではないだろうか？
歴史的古都奈良で、歴史的宰相が手製の銃で殺害されるという大事件が起きてしまった。日本の恥と言って良いだろう。世界中が驚くとともに呆れている様子がニュースで盛んに流れてしまった。
やっと昨日の夜のNHKスペシャルで犯人の一発目と二発目の発射シーンが出ていたが、二発目は元首相が倒れる直前でカットされていた。Youtubeなどにはもっとほかの瞬間映像も出ているようだ。今となってはご冥福を祈るしかない。
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歴史に残る大事件から気持ちを切り替える意味で、ツバメの繁殖ライブ写真。
今日にも巣立ってしまいそうなので、三鷹のバス停傍のツバメのヒナたち。今年の二番子である可能性が高い。
