今年の東京は6月に9日間も猛暑日(35℃以上の日)が連続したせいか、色々な部分で動植物に変化が起きている。
筆者は1995年頃からジョギングを始め、真夏でも真冬でもノロノロだが7~10㎞を走る癖が身についている。勿論健康のためなのだが、狭い部屋の中で色々な器具に囲まれてのトレーニングは性格的に向いていないので、どうしても屋外を走ったりベンチで腹筋をしたりする事に成る。
このくそ暑い夏でも、そういった習慣は途切れる事がない。別に速く走る必要もないし誰かと競争をするわけでもない。コンデジ、時には一眼デジタルの重たいカメラを背負って「何かいい被写体はないか?」とキョロキョロしながら野川沿いを走るのだ。
超暑い今は家を出掛けに頭から冷水をかける。夕方のランの時にはトイレの傍の水飲み場で頭から水を被る。健康サプリはまだ今の所不要で助かっている。個人的にはサプリなどより体を動かす方がはるかに健康に良いと確信している。
いつも野川のランナー仲間に撮ってもらうか自撮り。
1995年頃から走り始めたから、かれこれ27年にはなる。
落ち着きのない性格上、ただ黙々と宗教の様に走るなどという事はまっぴら御免。「今日は何か面白いモノに出遭えないか?」と期待しながら走るのが好きなのだ。
で、今日は昨日の朝の野川探索と夕方のサンセットランでのご紹介。コロナの報道では一番危ない高齢者に属する団塊世代だが、マスクなどせず屋外の炎天下の熱気を胸いっぱい吸っての観察行をご報告してみたい。
6月の猛暑日連続の影響か動植物の異常で一番顕著なのが「セミ」。いつもの年とは全然違う。鳴きだしが遅いのと、アブラやミンミンが充分鳴いていない7月だというのに、今年の野川はツクツクホウシの大合唱だ!
植物ではノウゼンカズラの花の付き方が尋常ではない。その他の花も花数が多いように感ずる。
7月29日(金)朝9時、野川沿いで3匹も同時にツクツクホウシ!
こちらはメスだろうか?鳴いていない。
ツクツクの抜け殻と思われる小さな殻。
手掴みできるセミも今年はまだ少ない。
夕方遭遇したニイニイゼミの羽化前のノロノロ移動。
ニイニイゼミも決して多くない。
暑さのせいか羽化途中で固まってしまった残念な死骸。
抜けると綺麗な殻になるのだが・・・。
上野不忍池では蓮の葉で羽化したセミがいたが、そこまで一体どうやって行ったの?
モルタルの壁で平気で鳴くアブラゼミ。