2022年3月2日水曜日

東京の中心から直線距離20㎞以内でミソサザイに遭遇。 Encountered the Eurasian Wren within a straight line distance of 20 km from the center of Tokyo.

  1月年明け以来、2月26日まで最高気温が15度を超える事が連続で無かった今回の寒い冬。いつになく冬鳥が都市周辺に居残っている様だ。

 今日ご紹介のミソサザイは基本的には渡りを行わない留鳥だが、冬季特に雪が深い冬(例えば今年)は里に下りて来て民家の納屋や物置で越冬する(=標鳥)。

 地方ではよく農家の納屋で越冬するのでミソッチョと呼んでいる(長野ほか)

 筆者は海外でもよく見かけて撮影している。とくに英国ロンドンの王立キューガーデンでは行く都度大きな声で鳴くミソサザイを撮影した。国内では八ヶ岳山麓、奥日光戦場ヶ原の湯川沿いで数多く撮影した。地元三鷹の野川、明治神宮でも撮影出来ている。

 何せ暗い所が大好き。保護色の焦げ茶色でチョロチョロ動き回る上、飛べばもの凄いスピードなので、囀っているところ以外の撮影は非常に面倒くさい。

 今日も撮影者が7~8名ほど居たが、1~2名のシャッター音しか聞こえなかった。場所が場所だけに肉眼で見つけられない方が多かった様だ。勿論肉眼で居場所を特定出来なければファインダーでは到底無理だと思う。

キューガーデンのミソサザイ3カット。ジョギングの女性が通っても啼き止まなかった。

囀りの声はめちゃめちゃ大きく遠くまで通る。

ミソサザイと言えばこの尻尾を直立させたスタイル、普通の野鳥なら脱糞時の格好。

昨日のミソサザイも同じような独特の恰好でレンズに収まってくれた。



飛んだら速い!

3月も半ばになると囀り出すが、さすがにその頃には山へ帰っていくだろう。