最近カワセミづいているこのブログだが、撮影していて、実はヤマセミよりも難しいのではないかと思うように成っている。今しばらく続くがお付き合い願いたい。
ヤマセミより写し難い理由は、小さくてすばしっこいとかの物理的理由もあるが、背景やその生息場所を表すエビデンス(=証拠)も一緒に撮らねばならないからだと思う。
ヤマセミは場所が何処かはあらかじめ表記するし、普通なかなか出遭い難い種の鳥なので写せさえすれば、「何をしている状況か?」というだけでその生態画像としての意味は大きいのだが、カワセミは殆どの方々が何処ででも観られる野鳥なので行為・行動はあまり重要ではなく、「何処のカワセミ?どういう場所に居るカワセミ?」の方が画像的に意味があると思うのだ。
そうなると、近寄って鳥類図鑑用の写真のようなきれいな画像であれば充分だ・・・という考え方であれば問題ないのだが、ダイアモンド富士山のように頂上に太陽(朝陽にしろ夕陽にしろ)があるだけで意味がない、そこが何処なのか?と言った生態・生息環境を判らせる背景が判る画像でないと意味が無いと筆者は思うのだ。
最近数多くのカワセミを撮影するのは明治神宮、近所の野川(三鷹市)と上野・不忍池だ。それぞれ生息環境は全然異なっている。撮影条件も全く違う。
今回は昨日に続いて上野不忍池だが撮影機材はCanon EOS 5DMarkⅢに70~300mmZOOM装着だ。これで池の周りを周遊する人々を背景にカワセミを撮影したもの。背景に人々を入れ込めるのは此処不忍池と野川の一部だけ。明治神宮ではまず不可能。
これは唯一昨日のコンデジLUMIX電子ファインダー使用で撮影したもの。
これ以降がCanonのEOS 5DMarkⅢとなる。
これだけ枯れた蓮の茎が林立しているのにホバリングしてくれた。
絞りを調整して被写界深度をいろいろ探り背景の人々を程よく映り込ませる。
昼間、池のあちこちでカワセミの鳴き声が聴こえる。時期的に良い時期かもしれない。