3月ともなると、もう完全にヤマセミは繁殖期に入る。昨年の古い巣穴を再利用する場合、早いペアは前年の11月頃から巣穴の泥を掻き出し営巣の準備に入るし、新しい巣穴を掘る場合は2月~3月にその作業を行う場合が多い。
巣穴掘りや交尾など具体的な繁殖に伴う行動はそれぞれ項目ごとに別途シリーズ化するので、今日は通年で~のシリーズの3月一緒にいる部分だけをご紹介。
130301 昨年7月4日の洪水で大きな雉馬(郷土玩具きじうまのジャンボ)が流失し数日後に球磨川河口部で発見された。その雉馬の在ったヒマワリ亭の前に掛かっていた架線上のヤマセミ夫婦。非常に良いヤマセミ観察ポイントだったのだが、数年前撤去されて、人吉市は最高の観光資源を失ってしまった。たかが架線一本なのだが・・・。
個人的な意見だが、箱モノを作ったり、SLに旗を振ったりしても人吉市の観光活性化には直接効果は少ない。ヤマセミを街中で観られるような工夫をすれば、全国から撮影者が来るだろうと思う。全国の野鳥撮影愛好者数がどれほどいるかを知らないかバカにしている様だ。どうも人吉市の観光活性化策は現実的でないような気がする。
130301 同架線を別角度で撮影。こんな絵を撮れるのは全国でも人吉市しか無い。
130301 球磨川本流中洲の上を行くペア。鳴声を聞いてノールックでレンズを向けた。
130303 万江川途中の河川に早朝飛来したペア。
140303 川辺川のカップル。この時期まだ求愛給餌とはいかない。
120322 川辺川柳瀬の橋脚に居たペア。上のカップルの2年前。
140304 これはおまけ!巣穴掘りに入った川辺川のペア。巣穴掘りのシリーズで詳細を!