飲み屋の営業補償だの、一部の金儲けを目論むIOCだの電通だのためのオリンピック、新型コロナで命の危険に晒されている全国民を守る事との優先順位に関して、どちらが先で重要なのか?第4次感染拡大をもって今頃やっと気が付いたのだろうか?菅内閣や政府関係者たちは・・・。いままでは、どうせそのうちに治まるだろう?くらいに甘く考えていたにちがいない。
➀ 酒が気持ちを緩める為に飲むものとすれば、感染対策との両立はそもそも難しい面がある。
② 飲食店の営業が午後8時まで、あるいは酒の提供を制限されると、そこに生計を預ける人たちの胸中はいかばかりだろう。
➀②に関しては、普段から酒を飲む人間の発想だ。酒が無ければ生きて行けない・・様な人間の論調だろう。多分この記者も同じ穴のムジナと言えよう。酒を一滴も飲めない筆者のような人種から見れば命に係わる危険な感染病事象と酒を飲みたいと言う欲求を同次元で論じているとんでもない記事だと思う。
筆者はこう言いたい「お前らが酒を飲んで、大声でしゃべくり合って飛沫感染を拡大し、友人や家庭内まで感染拡大したおかげで、どれだけの医療関係者、医師・看護師が疲れ果てて自殺に追いやられたり、感染してしまい死の淵をさまよっているか? 理解しているのか?責任を感じないのか?…」と声を大にして言いたい。
酒を提供してなんぼの商売も、酒を売ってなんぼの商売も、鳥インフルで何万羽の殺処分しなければならない養鶏場、豚コレラで何万頭の豚を殺処分しなければならない養豚所の経営者と一緒だろう?国や政府や自治体は彼らに補償をしているか?
何故酒売って商売している者だけ補償したりして助けなければならないのだ?どんな商売だってリスクはつきものだと思う。それを国や自治体に当たり前のように要求する「飲み屋」の根性に腹が立つ。またそれをとても大変な事のように報ずるメディアにもムカつく。
鳥インフルの養鶏場や豚コレラの養豚場の経営者の困った状況のインタビューなどTV報道で観たことが無いだろう?臭い養鶏場や養豚場へ取材・中継など行きたくないのが本音だろう。顔なじみの行きつけ飲み屋ならすぐにでもインタビューに応じてくれるし、ヤラセのコメントだっていくらでも撮れるもの。TVで報道してやったんだから・・と後でその店からサービスを受けているに決まっている。日本のメディアはこういう点で堕落し過ぎているのではないだろうか?イソギンチャクとクマノミ状態であることくらいは素人だって判り切っている。
もう一つの「甘い考え」の話・・・。
③ 衆院解散、オリンピック中止の判断などは少し(新型コロナの状況が)落ち着きを見せてからの方が・・・。
③に関しては、未だに何の見込みも保証も無いのに「新型コロナのほとぼりが冷めたら・・・」という言葉を繰り返す政治家・官僚!・・・普段から『仮定の状況に関する質問にはお答えできない』と上から目線でさんざん言っているくせに、自分たちは仮定の話を平気でする矛盾!
最近のメディア、特に新聞にはこの手の無責任極まりない、己が世の中のマジョリティ(=多数派)だと思い込んでの発信が多すぎる。