野鳥が活性化するのは猛禽類や一部の種を除いて、基本的に日の出の前後から午前は10時頃まで、夕方は日没1時間前から日没までとされている。これは2006年から野鳥を見続けて来てほぼその通りだという実感がある。
もちろん、猛禽類は体が温まった昼頃活性化するというが、茨城の葦原ではチュウヒ類やコミミズクが日の出の頃から飛翔しているのはご存じの通りだ。種類や採餌スタイル等の条件によって随分違うのだろう。
一方で、5月頃南九州でヤマセミの繁殖を観察していて、朝まだ真っ暗な3時頃(南九州は経度の関係で東京より太陽の動きが40分遅い)から上空をホトトギス、アオサギ、カラスなどが鳴きながら飛翔しているのも観察している。
以上の事から、明治神宮に入るのはいつも09:00~12:00が殆どで、遅くとも13:30にはいつもの休息所のテラスで一休みするのがお約束だ。
しかし昨日は日中打ち合わせや写真展へ行った為、二年振りに午後3時を過ぎての入園となった。代々木門から入ったが周回路ではほとんど何も出遭えず、かすかにサンショウクイに似た鈴のような鳴き声が聴こえて一瞬足が止まっただけだった。
相変わらずオオタカの影は入ってすぐ二箇所で目視出来たが、移動していた。
やはり時間的理由で成果少なしと見て、御苑へ入った。ここ1か月御苑内は植木・樹木の選定や古木の伐採などで作業の方々が入っており、通行可能なルートが限られている。これが藪系の野鳥にとっては逆に良い環境になっている様だ。
ほとんど成果を期待せず入ったのだが、人影も殆ど無い中結構成果があって驚いた。これからは時間を見つけて日中忙しくても2時間だけでも入ろうと思った。
これは代々木門の開閉時間だが原宿門も同じではなかろうか?
御苑の開園時間帯が狭いのが残念!せめて日の長い5月~7月は朝8時から開けて欲しい。野鳥が活性化がすっかり終わってから開園では・・・残念!職員の勤務の都合本位で利用者の事はあまり考えてくれないのが『お役所』なのだろうが・・・。
午後のノスリ。明治神宮でノスリの枝留まりはまだ二度ほどしか撮れていなかった。
オオタカは今日も元気!夕陽逆光で飛んでいた。
御苑の中庭でモズが盛んに採餌していた。
しっかりと縄張りを保持しつつ、
芝生の上を飛び回り中。
今季初めて三年ほどの成鳥に遭遇。西日が周回林道の奥まで入る午後は意外に良いかも?
若鳥もしくはメスは伐採した樹木の捨て場をうろついていた。
西陽で完全逆光の南池はカイツブリのつがいがリラックス。ホシハジロが爆睡中だった。