先日の若いツミの報告にはその後の展開が存在する。いつでもよくある事だが猛禽類が飛行をすると必ずカラスが集団で周りを取り囲みモビング行動を行う。これは北海道だろうが南九州だろうが、はたまた首都圏の住宅街上空だろうが同じだ。
北海道の霧多布岬ではカモメの軍団がオジロワシを追いかけていたし、災害のあった球磨川では年中ミサゴがカラスにちょっかい出されている。オオタカ二羽がカラス10羽ほどに追われているのを幾度か撮影している。
三鷹では野川沿いにオオタカの幼鳥がカラスに良く追われている。
猛禽類はその存在だけで「肉食の獰猛さ」で同族のみならず、餌になる小動物や大型昆虫に至るまで脅威の存在だと言って良い。
ツミの幼鳥とはいえ、片足を上げて眼下を見下ろす様は立派な一人前?の猛禽類だ。
犬を散歩中の筆者の姿をジーッと見ていたが、全然平気な顔をしていた。
幾度も場所を変えながら100m四方を巡回している様だった。
と、ある時突然そばにいたカラスが威嚇したのでツミはその場を離れた。
しかし、カラスは幼鳥だと侮ったのだろう、脅かすだけで追わなかった。
水平に滑空しながら一旦は視界から消えたツミの幼鳥だったが・・・。
暫くして、何と太陽を背にして上から急降下してきたのだ!不意を突かれたカラス・・。
鳴き叫びながら逃げるカラス!まさに猛禽類のプライドと凄さを垣間見た朝だった。