本来桜はパット満開になり、春の低気圧の強風で桜吹雪を舞い、数日でサッと散るというので、散り際の潔さが武士道的に見て貴ばれるのに、何という長さで咲き続けたのだろう。愛でる方は充分楽しませて頂いたが、蔓延する疫病のおかげで「名所」での観桜は殆ど叶わなかったようだ。
そのお花見が思うように出来なかった分、パソコンの画像データから桜とヤマセミのコラボ画像を探し出したので、アップしてみた。
ヤマセミの生態画像を一生懸命撮っている時に、偶然桜の花が背景に入ったものがほとんどなので、良いバランスで取って付けたような「絵に成る画像」はとても無いので了承いただきたい。一度で良いから万全な準備で桜の花の絶好のポジションでヤマセミを待って、きちんとそこに来てて留まってくれないかなと思うのだが、まずそのようなチャンスはあり得ないだろう。
桜とヤマセミの画像は、大体において鹿児島での撮影が多い。意外と人吉市内の球磨川土手には桜が少ないのだ。支流部にも少ない。余裕が出来たら来年探してみようと思う。
いずれも鹿児島県内の各地で撮影したもの。桜の時期は基本的には繁殖期なので、観察者にとって接近しやすい時期と言えるだろう。気性が激しいヤマセミが年間で一番気が経っている時なのだ。