ご利益も此処までくると気味が悪い。二羽のヤマセミは筆者の気配を察してバラバラに飛散し、一羽が傍の橋の橋脚で餌を狙っていた。いつもの人吉での活動はこうして始まったのだ。
朝7時からレンタカーを乗り回し、人吉市周辺のヤマセミポイントを午前中回ることにした。最終的につがいが3組、独り者が2羽、計8羽の別々の個体に遭遇。
つがいの一組はまさにシラスの壁に穴を掘っている最中。二組目のつがいは求愛給餌に遭遇、枝かぶりだったが現場の証拠画像を収録できた。三組目は支流部だったが、本流への打ち出し部分でトビに追われ、支流の奥へ逃げ込んだままこちらが観ていた限りでは本流へ出てこなかった。
午後になってその支流がカフェオレ色の流れになっていたので、何処か流域の農家で代掻き(田起こし)をしたのだろう。水が濁ったので明日の朝は本流へ出てきて採餌すると思われるが、明日はお昼まで雨模様だ。
ヤマセミの画像その他は、帰京後大きな画面で精査して再びこのサイトでご覧いただくとして、今日はもろもろの今日の画像クリップをお届けしたい。
霧の朝一番で出遭った野鳥は住宅街の道路で遭遇した野生のキジだった。この自然と意外性が人吉の魅力なのだ。一度こういう体験をするとやめられない。
春もたけなわ、菜の花バックにヤマセミの飛翔。
国道沿いに車に並行してヤマセミが飛ぶ!これが人吉。
河原の菜の花超しのダイブ!偶然の産物。
球磨川支流でトビに脅かされ二羽同時に逃げ去るヤマセミつがい。
ビックリ眼のコチドリ。
ピィーッツ、ピィーッツ!と鋭く鳴いて飛びだすコチドリ
物凄く速く飛び回るので、少し慣れないと撮りにくい。
球磨川本流に10羽以上固まって飛び回っていた。