2020年1月31日金曜日

ダイブで獲った獲物を最寄りの岩まで運ぶヤマセミ・シークエンス、後半。This is the sequence of after dive and catch of the crested kingfisher. Part 2.

 昨日のこのブログでダイブして餌を咥えて浮上したヤマセミ!その後筆者の方へ向かって飛んできて、小さな岩の上にランディングした。
 
 幾度も説明した通り、トビやカラスなどの「横取り屋」に一番襲われる可能性があるのが、この採餌直後の運搬時。したがって「危機感を感じないで済む慣れた人間」の傍めがけてくる理由も判るような気がする。無害な人間の傍にはカラスや猛禽類(都会は別)は頻繁に来ないからだ。

 人間の全然いない大自然の中より、人間の生活ゾーンに近い方が多くの動物が生息しているという「事実」の一部なのだろう。その昔支笏湖の野鳥の森に行って野鳥を観ようと2時間ほど歩いたがごく普通の小鳥3種類にしか出遭えなかった。それが支笏湖の休暇村に戻ったら休暇村の庭でアカゲラ、ミヤマカケス、ハシブトガラ、オオカラモズ、その他に遭遇!めちゃくちゃ腹が立った記憶がある。

 その他、東京の井の頭線のすべての踏切近くの側溝でタヌキが繁殖生息(NHKのダーウィンが来た!でも放映)している事実。都会のスズメが電柱の変圧器の底や電線カバーの中で頻繁に繁殖している事実。古いタイプの木造住宅の雨戸の戸袋で繁殖するムクドリ、など実例を挙げて行けばきりがない。

 話を球磨川のヤマセミに戻そう・・。

 今日は岩に到達する、そこまでのシークエンス。この際、ランディングの時に尾羽を川の水につけてブレーキを掛けているようなシーンが見て取れる。ブログを見てくださっている方がこの点に注目しコメントをくださったので、ほかの画像も探してみようと思う。
まだ魚は生きているので落とさないように、瞬間咥え直したような気がする。



これが問題の尾羽での水中ブレーキのシーンだ。




この状態でしばらく獲物を見せびらかしていた。

この後、撮った獲物を叩いて息の根を止め、骨を柔らかくさせるには岩が小さかったのか、さらに筆者に近い三角岩まで移動して飲み込みにかかった。

 この個体は、後日なんと尺鮎に近いような超大物をゲットし飲み込む一部始終を撮影できている。お楽しみに!