過去、このブログではカワラヒワと思われる野鳥をツミもしくはチョウゲンボウと思われる猛禽類が襲う場面を掲載した。
その他、獲ったばかりの餌物をぶら下げたミサゴをカラスやトビが横取りを狙ってちょっかいを出す場面。同じく獲物を咥えたヤマセミをこれまた横取りを狙ったトビが追いかけるシーンを2度ほど撮影・掲載している。
繁殖期のカラスが他の野鳥を追い回すシーンはさらに多く掲載している。
しかし今回は意外な追い回しだった。最初はハクセキレイがイカルチドリ、もしくはコチドリと思われる個体を追い回すシーン。明らかにイカルチドリの方が躯体は大きいと思われるのだが・・・。
もう一つは、チョウゲンボウと思われる猛禽類がカラスを追い詰め、脅かした場面。カラスが猛禽類を臆せずモビングするシーンはよく眼にするが、今回は逆なので筆者的には珍しかった。
勿論カラスの方がずっと大きな躯体だ。画像をよく見るとカラスがバッタか何か獲物を咥えているので、それをチョウゲンボウが横取りしようとしたのかもしれない。
チョウゲンボウもバッタやオケラを好んで採餌するので・・・。
…という事で、まずは川辺川でのハクセキレイvsイカルチドリ。
この後、カメラの視界からは消えてしまったが、チェイスはしつこく続いた。余程ハクセキレイの怒りが強かったのだろう。しかし原因は一体何だったのだろう?興味津々だ。
こちらはチョウゲンボウが口に何かを咥えたカラスを追い回しているのが偶然眼に入って追い写ししたもの。カラスはチョウゲンボウのスピードの速さに驚いたのか、早めに迎撃態勢に反転してしまっている。
その後チョウゲンボウは有利な上空に回ったが戦闘機の空中戦と同じなので笑ってしまった。
並走してカラスが咥えている獲物?が大した事無いと見たのか・・。
チョウゲンボウは離れて行った。それが(=ロックオン外し)瞬時に分かったのだろうか?カラスはもう反転防御態勢は取っていない。
こうした、野鳥同志のチェイスは野鳥の大きさで追う側、追われる側が決まるのではないという貴重な勉強をさせてもらった。