しかし親鳥はきちんと順番を守るし、幼鳥も全員が欲しがるそぶりは見せるモノの、ちゃんと順番を守る。この辺りの自然の秩序は素晴らしいと思う。
人吉市の場合、球磨川はただの川ではなく鮎漁師の仕事場であり、球磨川下りの営業区域であり、地元高校ボート部の訓練の場だ。
しかし、人間が此処に住み着いて人吉市を成す以前からヤマセミは此処に住んでいる「先住権」を持っている筈だ。
しかし、紀元前2万6千年頃から住み着いた人間との共存行動により今日に至るが、此処400年程は増えた人間の各種生活・行動によりその生態に小さな変化が生まれたと考えられる。その一つが「生息場所のほんの一時的な移動」。
幼鳥が3~4羽でいつも居る定位置から移動する理由がそこに存在する。
今日の画像データは、高校のカヌー練習で2時間ほど占領されるヤマセミの生息エリアから500m程離れて集まっている状態。
退避第1ポイントの幼鳥達
ツバメやイワツバメも避難してきている。
第2ポイント
第3ポイント
4羽目の幼鳥が来たので一羽が場所移動する。ツバメも一緒に・・。
細い竹枝に4羽は耐えられないのを知っているのだろう、3羽以上は留まろうとしないのが見て取れた。必ず3羽だけが留まる様だ。