2019年4月9日火曜日

エナガをきちんと観察する その1.Observing Long-tailed Tit properly. Vol1.

  エナガという野鳥は、スズメ、カラス、ムクドリ、ヒヨドリなど街中・身の回りに普通に目に付く野鳥以外に分類(勝手な主観での分類だが・・)される種類では割に遭遇頻度の高い野鳥ではないだろうか?

 少なくとも東京郊外・・多摩エリアの三鷹市ではそう感ずる。勿論全国は広いので、一番身近な野鳥がタンチョウだったりハクチョウやシギ・チドリの類だったりする方々からは「偏見だろ?」と言われかねないが、都市部で野鳥に出遭いたいと日々感じている筆者的な判断と是非お許し願いたい。

 エナガ、シジュウカラ、コゲラ、メジロなどが小群でワーッと移動していく事が多い三鷹の野川周辺、自然観察園附近だが、エナガだけじっくり観ようとすると奥日光や蓼科・霧ヶ峰付近へ行った方が良い様な気がする。混成群だとせいぜい10羽程度だが、単独種群れだと20羽以上の群れになる事が多いようだ。

 ズーリー、ズーリーと良く鳴く場合は異動のスピードが速い場合が多く、木の芽や虫類を食べている場合は啼き声があまり聴こえない様に思うが如何だろう。

 過去においては高原などのアウトフィールドでのエナガ撮影が多かったが、ここ最近はごく近所で遭遇する事が増えたので三鷹の住宅街での撮影画像などもご紹介できる。

 まずは、三鷹市のバス通りの横の空き地での撮影。この空き地、土筆が数千本生えている点で都市部でも非常に珍しい場所なのだが、まばらに生えている低灌木に色々な野鳥が飛来する。

 今回は2羽だったので既にカップリングが成ったつがいの様な気がする。盛んに気の新芽を啄ばんでいた。三鷹駅と武蔵境駅からのバスが6路線も走る道路からズーリーズーリーという聴き慣れた声が聴こえてきたときはちょっと驚いた。
 
後ろのアパートからは、ほんの数メートルの距離だった。







 この後明日以降、高尾の多摩森林科学園で木の芽をツバむエナガ、奥日光で蜘蛛の巣を引っ張って巣の材料を採取するのか採餌なのか不明な生態を撮影した画像などをご紹介予定。