オオタカは基本的に居心地の良い高枝を何カ所か常駐の場所とする癖がある様だ。武蔵野野川流域のオオタカも同じなので間違いはないと思う。明治神宮のオオタカは園内をぞろぞろ移動する参拝者たちを下に視る事に慣れ切っているのか、正月であろうと、土日祭日であろうと、よしんば平日であっても余りその行動に変化は見られない。
3~4年前、動画で撮影した際も、つい最近の観察でも高枝からジーッと参拝者・来園者を見下ろしているのだが、カメラにはしっかりとこちらを見つめる姿が写っている。レンズの反射が気に成るのだろうか、しかりと興味を示して睨んでいた。
このオオタカだけでは無いが、何故か明治神宮の薮鳥系は出逢うとこちらを見据えて暫くジーッと見つめる癖がある様だ。これも年中人間と間近で接する機会が多い理由による、特殊な環境下での特殊な生態なのか今後少し気にして観察しようと思う。
今日の野鳥はそういった場面の画像。
オオタカのいる枝だけ夕陽が当たって直ぐにその存在が判った。
ズームで近寄ると鋭い眼で完全にこちらを凝視していた。
脇道に入ると眼の高さでヤマガラがこちらを見ている。
何と近寄ってこちらを観ている、オイラの顔に何かついているのか?其れともまさか餌をくれるとでも思ったのか?内苑では餌付けされたスズメやヤマガラが居るらしいが、その個体なのだろうか?
しかし、ジョウビタキのメスも背伸びしてまでこちらを見ている。
どうも他の場所の野鳥とは雰囲気が違う明治神宮の野鳥だ。
繁殖期の囀る時期でない限り薮に入り込んで顔が見えないウグイス。
それにジーッと見つめられるという珍しい経験をした。
お供え餅のようなアオジのオス。
明治神宮や新宿御苑では足元でこのアオジが動き回るので注意が必要。
カワセミの採餌、ミソサザイなどの話はまた次回以降に・・・。