2018年10月31日水曜日

今朝の人吉の朝焼けは凄かった! This morning, morning glow of Hitoyoshi was amazing!

 今朝の人吉の朝焼けは物凄かった!そんな中、いつもの球磨川本流の水位計へアオサギが止まっていたところ、ヤマセミが飛来。なんと更にカワセミまでが飛来、素晴らしい朝だった。動画でもその瞬間を撮影できているが、三脚を使わなかったのでまるで地震?

 とりあえず、珍しい朝焼け背景の画像などご紹介!




だんだん明けてくると、全体がピンク色に染まった朝だった。

そんな中、樋門小屋からダイブするヤマセミ。(動画切り出し)

川辺川ではヘビをぶら下げたままのカワウが飛びぬけていった。

2日前にも似たようなシーンを目撃、よくあることらしい。

2018年10月30日火曜日

メディア収録サポートから解放され白髪岳で猛禽類観察。After support for media shooting,I observed raptor at Mt.Shiraga Dake.

 3日と半分の間、在京TVメディアの自然番組の収録サポートを続けて今日の昼前に解放された。この3日半、人吉に居ながら自分のための撮影がほとんど出来ずにストレスは頂点に達していた。ストレスがたまり、モチベーションが低くなってしまうと、行動が雑にもなるし、注意力が散漫になるため事故を起こしたり、物を無くしたり、壊したりしがちだ。

 白髪岳の展望台に時折クマタカが現れるという話は聞いていたが、その確率は5%以下と言う事で、今まで行った事はなかった。第一クマタカそのものを観たことがなかった。 しかし、今回は自分自身の為の撮影が出来ないので、今更ヤマセミの静止画を撮ろうにもテーマが組み立てられず、ヤマセミの学術的な撮影は次回へ先送りした。まるでどこかの内閣のようだ。で、いっそ白髪岳で猛禽類に接するのも良かろうと山へ向かった。

 一旦は山頂へ赴くべく歩き始めたが、意外に冷たい西風が強く途中で引き返し、千望展望台へ降りて猛禽類を待った。

 猛禽類は5回出現したが、最初の2回はよく判らなかった。たぶんチョウゲンボウほどのタカ系と、少し大型の猛禽類だった。あとの3回は、オオタカもしくはハイタカにノスリ、そうして最後はどうやらハイイロチュウヒのメスかオスの若鳥のような気がする。

 展望台には3人先客がいて車のナンバーから推察するに宮崎県(と言ってもすぐ裏)の方々のようだ。人吉が近くて羨ましい限りだ。
白髪岳登山道路途中から入る千望展望台。

人吉盆地の東の奥の部分を観ることができる。

ハッキリと判る形で見えたのがノスリ、数日前畑の真ん中でつがいを観た個体かも。

盆地対岸の山を背景に・・。


風が強く、ホバリングなど全く不要な状況。

その直後いきなり現れたのがこいつ。

顔つきは猫のようであのチュウヒ系の顔だった。

尾の縞、最初の主翼の鷹班など、こんな高度までくるんだ。

しかし特徴的なV字飛翔スタイルは、この強風では意味をなさないのかも?

強風下、徐々に高度を下げていった、背景には人吉盆地の田園が広がる。500㎜望遠手持ちで撮影だった。夕方戻って川辺川へ。ヤマセミの動画でダイブを何とかものにしようと工夫と特訓で、ダイブ6回、木から木への場所移動6~8回、採餌成功2回、ホバリング2回を収録できた。帰京したらYoutubeにアップしてご紹介を考えている。


2018年10月29日月曜日

人吉盆地でノスリのつがいに遭遇! I encountered a pair of Eastern Buzzard at Hitoyoshi basin.

 人吉に入った初日、空港から宿へ直行せず、人吉盆地中央部から奥の方へ行ってみた。雨になる直前のドンよりした天候だったが、山へ向かって徐々に標高が上がるエリアの畑地帯でノスリのつがいらしき2羽に遭遇。

 雌雄の違いは一見して判らなかったが、ネットで調べて大きい方がメス、黒くて小さい方が雄であることが判明。間近に留まっているノスリのつがいを観たのは初めてだった。

 メスの方が盛んに鳴いていたが、雄の方は下を向いて元気がなかった。立ち入ったことは訊けないが、人間の夫婦とどこかしら似ているのではないだろうか?決して我が家とだけ比べている訳ではない…念のため。

 メディアの撮影収録もほぼ3日目にして終わり、明日は収録メンバーの最後のチャレンジを残すのみ。今回は連日撮影収録サポートで自分の撮影を全く出来ていないのでブログネタもあまりないが、何とかなるだろう。
 昔のタクシーのメーターのようにカチャッカチャッと料金が上がる様に、人吉に滞在する間は一分一秒にお金が掛かっていることを常に認識して時間を大切に使いたい。
 




ノスリのいた電柱の足元の川の堰でカワガラスが面白い採餌をしていた。

堰の堤防部分に居る川虫などをついばんでいた。

2018年10月28日日曜日

動画でヤマセミを撮るのは非常に難しいのだ! It's so difficult to take video shooting of Crested kingfisher !

 静止画でヤマセミの採餌ダイブを撮影するのはずいぶん慣れた。少し引き気味に撮影しておいて、後でトリミングした各カットを合成すれば、ダイブの航跡・シークエンスは判りやすい。
 
 しかし、動画はそうはいかない。500mレンズや1.4倍のエクステンダーなどを着けて追った日にはとてもではないがヤマセミのスピードになどついていけない。ましてや滅多に三脚など使ったことのない筆者にはとんでもない経験だった。

 静止画と動画は全く違うことを今回学んだ。撮影者が動いてはいけないのだ!撮影者が動けば画面も動く、そんな状態で動くものを追えば画面は滅茶苦茶だ。

 電池の減りが異様に速いので、明日以降は選んで撮影しないと・・・。少し短いレンズでダイブにチャレンジしてみよう。今日は750㎜など身分不相応のレンズで大胆に近寄りすぎた!反省。

 今日の成果は、Canon EOS5DMarkⅢの動画機能で撮影中にいきなりヤマセミのダイブが始まってしまったので、動画へ切り替える暇がなくシャッターを押して静止画の連写になってしまった画像のご紹介から・・。

 
早朝、朝陽の逆光の中、架線からダイブ開始のヤマセミ




採餌ダイブではなく、橋の逆側へ移動した模様。

しばらくしたら2羽が並んで採餌ダイブの準備中。この後2羽ともダイブ採餌に無事成功した。

キラキラ光る球磨川を行くヤマセミ。

トビの若鳥は非常に美しい。

明日は人吉のヤマセミ神社(矢黒神社の別称)の大祭日!この日お参りすると、今後一年間ヤマセミに出逢えるらしい。神楽もあって結構本格的な伝統神事だ。

2018年10月27日土曜日

人吉三日目はメディアの収録で13時間連続行動! Today was so hard day 13 hours full working with media's video recording.

 今朝は日の出前の午前6時から日没後の午後7時までフル稼働。撮影したロケ地は10か所にも及んだ。野鳥撮影ポイントが5か所、漁師さんの漁ポイントが2か所、そのほか室内など3ポイント。次から次へと段取り良く撮り繋いでさすがに疲労感も・・・。

 しかし、別称ヤマセミ神社(矢黒神社)の年に一度の大祭準備ができた目の前にヤマセミ二羽が飛来!記念すべき画像が撮れた。

 さらには、渡りの途中で人吉界隈に大挙飛来・通過中のノビタキも良い動画で撮れたのでご満悦。明日もまた朝6時からフル稼働の予定。この先も天気が良い様で嬉しい限り。

 今日は朝8時ころ突然北風が吹き始め、冷たい空気が人吉盆地に入ってきた。強い風で体感温度は結構寒かったがその中で大型猛禽類のミサゴはホバリングから幾度も大型の獲物をゲットしていた。
後ろがヤマセミ神社!明後日が大祭、境内にはヤマセミの写真がいっぱい。



通過中のノビタキは今日もご機嫌伺い。




猛禽類独特の眼光の鋭さが好きだ。


丸々と太ったモズの凛々しいオス!人吉盆地のあちこちで高鳴きが聞こえる。

2018年10月26日金曜日

人吉2日目は霧の朝通過中のノビタキなどに遭遇。Deep foggy morning I encountered Siberian Stonechat passing through Hitoyoshi.

 人吉二日目は朝6時に8℃で非常に深い霧の朝だった。市郊外でヤマセミポイントに陣を張ったが、市内中央部のヤマセミとは異なって非常に警戒心が強かった。そこそこ動画は撮れたが1960年頃流行ったジョン・レイトンの「霧の中のジョニー」ではないが、すぐに霧に消え去るヤマセミだった。

 昨日に比べて球磨川本流のヤマセミのお出ましは妙に少なく、日によってずいぶんな格差があるようだ。メディアの取材が少し心配になった。上手く行くと良いが・・・。

 夕方、雨の中到着した取材チーム、昨日今日撮影した拙い動画で1時間ほど打ち合わせ。短い日程で如何に効率よく撮影するかが最大の課題。

 ちょうど霧の中で黒っぽい野鳥を見かけたのでとりあえずコンデジで撮影したら渡りの途中のノビタキだった。そのほか高鳴きのモズ、カワラヒワの群れ、ホオジロにジョウビタキ。冬鳥と渡り途中の旅鳥の入り混じった球磨川の土手だった。今日のブログはヤマセミ以外の秋の野鳥たち。
 
まずはコンデジでノビタキ!

次にEOS1Dxでノビタキ、撮れれば一緒。



遠い霧の中のモズ一羽。

農業用水の蛇口?にジョウビタキのメス

見事な黄色のキセキレイ。

トビながら河原へ

これがいつものスタイル。

同じセキレイ系のビンズイ!