2018年10月23日火曜日

撮影者が3年来顔見知りのヤマセミに興味を持たれた記録。 This is record that the the familiar Crested kingfisher was interested by photographer.

 8年間もヤマセミの観察撮影をしていると、いつもの場所を縄張りにしているヤマセミも世代交代が行われている事に気が付いたりする。

 2010年に人吉へ通い始めて既に8年半が過ぎた。一般的にヤマセミの寿命は7~8年と言われている(決して定かではないが・・・)ので、最初の年2010年に人吉で見たヤマセミは、全て入れ替わっていて良い筈だ。

 一般的に野鳥の寿命を推し量るのは非常に難しいとされている。ヤマセミに似た体系のキジバト(ヤマバト)が8~12年、人に飼われている伝書バト系は20年生きるとの事。これは実際のデータが有るので嘘ではない。

 もう少し大きなカラスに成るとロンドンで飼われていた個体が60年生きたというし、野生ながら餌付けされて人間の生活環境で半野生状態で暮らすカラスは2~30年生きられるという。要は餌が保証され天敵などのリスクが無い場合、意外に長生きする様だ。つい2年前吉祥寺の自然文化園で無くなったゾウの花子など、ゾウにしてみれば異常な長生きだったというから不思議なものだ。

 それに比べると、ヤマセミはその気性や縄張り意識や天候に左右されやすい採餌条件などを考えると、7~8年という寿命はある面で仕方がないのかもしれない。しかし人の造った街、人吉で生きていくヤマセミは完全な深山部で生きるヤマセミよりは、絵も豊富だし長生きするような気がするのだが如何だろう?

 そんな中、人吉に行き始めて3年間お互いを認識し合っているヤマセミ君(オス)が有る雨の日、球磨川で採餌後、車の中から撮影している筆者の傍まで飛んで来て奇妙なコミュニケーションをした記録画像をご紹介。







まずは国道バイパスに掛かる橋の橋桁から真下にダイブして採餌した一連のシークエンスから。こちらは堤防に停めた車の助手席から撮影している。