九州では渡りの途中でムクドリの群れに紛れているのを、野鳥団体のメーリングリストが騒いでいるのを観た事がある。それ程まれな事なのだろう。
今回の信州霧ヶ峰では繁殖をしているのかもしれない。勿論推察だ。八島湿原の木道から100mほど離れた比較的大きな桜系の木の実、サクランボに似た赤い実を啄ばんでいた。画像を観る限りカラミザクラの一種だと思うが、コムクドリばかりかツグミ系の他の野鳥も採餌していた。
コムクドリに似たギンムクドリを沖縄の那覇市で撮影した事があるが、やはりムクドリ独特の頭部のイメージが皆同じだ。飛翔姿も羽ばたいて一直線に進む姿、滑空中はフランスの昔のミラージュや現在のタイフーン型戦闘機のように三角翼に見える。これらも一緒だ。
残念ながら100m程の距離の大きな樹なので接近画像ではないが・・。
つがいなのだろう、繁殖中なのかもしれない。
こちらはメスと思われる。
赤い実に埋もれたコムクドリのオス。
どう見てもコムクドリではない、ツグミ系のような個体も採餌している。
正確な樹木名は判らないが、セイヨウミザクラ(西洋実桜)、カラミザクラ(唐実桜)の一種だと思われる。文献を見てもこの木の実が多くのヒヨドリ系ムクドリ系が集まると在る。