もう今日の情報では、ヤマセミファミリーは散開し、まとまって動く状況ではなく、幼鳥も独立独歩で採餌、飛翔、危機回避の訓練を行っているようだ。
既に親からの幼鳥給餌行動は収録した画像を見る限りでは、1週間前の11日(月)が最後だったようだ。個々の幼鳥行動は順次このブログで画像報告できるが、今年の全体の総括はまだ少し先になると思われる。理由は主に毎年展開する4か所のポイントで、まだ2か所が動きが無く、繁殖が遅れていると思われる事による。
八代で観察されている方の情報でも、まだ幼鳥が巣立っていないのか、姿を見ないとの事。県境のブッポウソウも今回は全く姿を見せなかったので巣立ち前の育雛最後の追い込み中と思われる。
巣立ち直前には繁殖中の野鳥が全く姿を見せない時期がある。この時期は「一体どこへ消えた?」と観察者にとって大変心配になる時期なのだ。
今日のレポートは昨年に続き、親が幼鳥の後にぴったりついて飛行訓練を行う様。
ぴったりと2羽が揃って飛んでいる場合は、そのほとんどが飛翔訓練。
後ろが親、前が幼鳥で特訓を行う様だ。
羽根休めで岩とまりの場合は親が先に留まって出迎える。
休みが長かったので1/5秒のスローシャッターで球磨川の流れを撮ってみた。
メスの親だけではなくオス親も特訓を行う。
球磨川の場合川幅が広いのでヤマセミの飛翔力も大変強い。
遠くから観ていると、ヤマセミとはとても思えないほどの超高速で飛び回る2羽を撮影出来ている。1分30秒近くもチェイスを繰り返していた。
夢中で飛翔を続けるヤマセミの親子。
もうアオサギなど眼中にない飛び方だ。こういった飛行訓練はほんの4~5日の間だけ見受けられるので画像収録はなかなかチャンスが無い。