特に今回は台風並みの低気圧の影響で丸2日間が潰れ、成果はあまり多くなかった。しかし珍しい種の野鳥に遭遇できた上、ノスリの採餌行動をつぶさに観察、画像収録できたので実質三日しか無かった探鳥も効率は良かった様だ。
そこで、今から8年前の4月1日、筆者が初めてヤマセミという野鳥に出遭えた最初の日の「団塊世代のヤマセミ狂い」開始記念日の探鳥記録をご紹介したい。なんと今の今まで一番最初のヤマセミ写真だと思い込んでいたものがそうではなかった事に気が付いた。データの画像ホルダーを何気なく見返していたら、最初のカットだと思い込んでいた球磨川右岸架線上のヤマセミは2度目の撮影だったのだ!
同じファイルの10カット前に川の左岸で撮影した画像で木々の間から向こうに見えているヤマセミが写っているのを発見!なんで今までそれに気が付かなかったのだろうと考えたら、実はそれを撮影した時点で筆者自身それがあのヤマセミだとは認識していなかったのだろうと推察する。
ヤマセミに出遭うまでは、ヤマセミという野鳥はカワセミのモノクロ版だと思っていたので、大きさはカワセミ大だと思い込んでいたのだ。 したがって最初の左岸のカットは只妙な野鳥だと思ってシャッターを押していたような気がする。勿論その10カット後に写した際(=実は同じヤマセミなのだが)「これが出遭いたかったヤマセミなのだ!」と、その大きさに驚き、じっくり観察できたので筆者本人「初めてヤマセミに出遭えた!」とすっかり最初の撮影を忘れ興奮してしまったのだと思われる。
2010年4月1日17:44撮影の「最初のカット」と思い込んでいた画像。OLYMPUS E-3で撮影。カメラもこの時はまだフォーサーズだし、この後CANON7D・5DMarkⅢ・1Dxへとずいぶん変わった。
上の撮影の16分前17:28撮影の事実上最初のヤマセミカット。
八代市で峡谷部から平野に出る扇状地の要の遥拝の瀬・堰、桜満開。
まだ特急「かわせみやませみ」はプランすら出来ていない頃。
まだ荒瀬ダム撤去前なので鎌瀬附近の木造三階建て鶴の湯旅館前も満水状態。
段の駅で撮影したイソヒヨドリの♂
途中坂本の川原で撮影したコチドリ
4月1日に既に巣作りの泥を咥えたツバメ。
今回8年振りの4月初頭の人吉行きだったが、まだヤマセミに没頭する前の探鳥行なので、色々な野鳥を道すがら撮影している。いわば動くモノには何でもレンズを向けてたと言う感じだ。その精神は無くさないように努力したい。