全く見かけない年もあるというのだが、今年は当たり年だという事が良く判る。
毎日ヤマセミの動静をメールで教えて下さる人吉市の先輩たちの情報にも、やたら多くのヒレンジャクの目視、あるいは撮影情報が多かった。ヒレンジャクは西日本、キレンジャクは東日本に多いという。
今年の奥日光戦場ヶ原では1日にその双方に遭遇できた。但し数は少なくいずれも10~20羽の小群だった。マヒワの群れは100羽を超す群れだったがレンジャク系は小さな群れだった。この先5月の連休前後に成るともう少し大きな群れになるのかもしれない。
観察をしてみると、普通はヤドリギの実、ズミの実を食べる事が多いのだが、今回キレンジャクはズミの実ではなく、カラマツの新芽を食べていた。どのあたりを目安に探せば良いかは餌にする食料(木の実・芽)を注意しながら木道を進むと良いだろう。
このキレンジャクは木道に沿って2か所で遭遇したのだが・・。
違う群れだったのかもしれない。
小さな群れが3~4集団に別れている様な気もする。
此処までがズミの実に狙いを定めたグループで、
これ以降のカラマツの高枝に居るのが第2グループだったかも。
盛んにカラマツの新芽を食い漁っていた。
チリチリ、あるいはリーンリーンと鈴を転がしたような綺麗な声で鳴き続けていた。鳥の声とはとても思えない。今まで1日にヒレンジャク・キレンジャクを両方観られた事は無かった。いい経験をさせた貰ったが今日の大雪で、また奥日光戦場ヶ原は木道の歩行が困難になったかもしれない。行かれる方は北海道仕様の滑らない長靴が必要かもしれない。