熊本県の不知火海へ注ぎ込む河川の一つの河口部で、クロツラヘラサギ、カモ類、アオアシシギと共に遭遇したのが2羽のアカアシシギだった。数日の違いで其処から5km以内でアボセットが飛来していたそうなので今年はシギ類が結構八代平野に立ち寄る年なのかもしれない。
アボセットと言っても、残念ながらまだ観た事もない野鳥だ・・・。いつか出遭いたいとは思っている。
アカアシシギは沖縄の那覇のど真ん中の漫湖干潟で7年前の12月中旬に遭遇した。クロツラヘラサギ、ダイシャクシギ、チュウシャクシギなどと一緒に数羽居たので、今回の熊本県内の河川河口部と環境的には一緒だろう。浅瀬にマングローブの幼木が生えていないだけで強い北風が吹きすさぶ状況は変わらなかった。
大きなクロツラヘラサギたちの採餌行動に目を奪われていると見過ごしてしまいそうなアカアシシギだが、干潮で泥の干潟が出た部分をチョロチョロ動き回り採餌していた。
だんだんと北風が強まり、採餌も終えるとアカアシシギは泥のくぼみを盛んに掘り下げてその中に身をうずくまらせて強い風を避けていた。この辺りは観察していて、ただ吹きさらしの水辺でうずくまるだけのカモ類とは違う知恵の使い方に感心した次第。羽毛の量の違いだろうか?
胸や腹が白っぽいので冬羽なのだろう。
コガモと比べてこのサイズだ。アオアシシギよりは小さい様だ。
この二羽がつがいなのかそうで無いのかは不明。
泥の水たまりから魚を引っ張り上げた。
一般的に環形動物、貝類、甲殻類、昆虫類などを食べるとされるアカアシシギが魚を飲み込む場面を撮れたのはラッキーだった。
上は穴に入って強い北風をしのぐ個体。この後手前の個体も別の塹壕?に入って風邪を避けつつ休みに入った。